ラケットの重心、合ってますか?

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卓球

ラケットの重量やラバーは、チェックする機会が多いと思いますが、重心の位置気にしてますか?自然にラケットを振るためにも、重心の位置は最適なところにセットしないといけません。今回はラケットの重心について考えていきます。

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手前がいいか、先端寄りがいいか

みなさんは、ラケットの重心がどこにあるものが好きですか?そもそもラケットの重心って考えていますか?

ラケットの重さを感じて、腕のしなりを感じながら打てる先端寄りがいいでしょうか?それとも切り返しが楽で、ラケットの重量感をあまり感じないグリップ寄りがいいですか?

どちらも一長一短がありますが、体の使い方に合わせて重心の位置を調整してあげないと、卓球がぎこちなくなってしまいます。

例えば、シェーク裏裏ドライブマン、身長170cm前半で、手足が長めの選手。4スタンスはB1のパラレルタイプです。

この選手に先端寄りかグリップ寄りか、ラケットを選ばせるとしたらどちらにしますか?自分がこの選手なら、どちらを使いたいでしょうか?

私なら、先端重心のラケットを使ってもらいたいです。

ドライブマンだから先端重心というわけではありません。この選手がB1のパラレルタイプで、手足が長いという特徴を生かすためです。

クロスタイプと違い、パラレルは体の回転軸と、動作の動き出しのポイントが変わります。特に外から外へ、体幹を交差せずに力感を出せるので、ラケットを大きく使った方が、より安定してボールが打てるでしょう。そのため、少しラケットに振らされるくらいの先端重心の方が、自然にスイングからニュートラルへの戻りが可能になり、球威、戻りの速さも増していきます。

また、手首の柔らかさや強さで選んでもいいでしょう。ラケットを持った時に、腕から親指までのラインが真っ直ぐになる人はいいのですが、手首に力が入り、ラケットヘッドが立ち気味になる人は、手前重心のラケットを持つと、ヘッドを回すことができなくなるので、球威が落ちます。

逆に、ラケットの重さに耐えきれず、ラケットヘッドがかなり下に向いてしまい、巻き込みドライブを意識せずに打ってしまう人は、少しグリップ寄りの重心に変えることで、ヘッドの落ち込みを防止できます。

ラケットの加工は自由

天然の木材を使っている卓球ラケットは、ラケット競技の中では珍しい、自分で加工をしやすいものです。

ペンホルダーの選手が、コルクを使ったり、削ったりというのは知っているという人も多いのでは?

ではシェークは加工してる人いますか?

あまり多くないと思いますが、シェークハンドでも切ったり貼ったり削ったりは可能です。グリップに近いエラの部分を少し削るなんてのは、加工の中でも多い手法ですね。

ラケットの重心を変えるのに必要な加工は、「ブレードを切って小さくする」か「グリップを切って短くする」の2種類です。JTTAマークやITTFマークを残していれば、大幅な改造もできます。

ラケットの大きさには、特段の規定がないのが卓球のルールです。使う材質やラバーの色は決められていますが、ルール上、どんなラケットサイズでも、通ってしまいます。

そのため、メーカーが出しているラケットを必ずそのままの大きさで使う必要はなく、自分の好みに変更してOKです。

私も、メインラケットのタイニーダンサーは、ブレードを小さく切って使っています。その模様はこちらへ

このような手法で重心を自分の好みに変えられますが、結構大掛かりです。大事なラケットにメスを入れるのも気がひける方は、もっと手軽にできる方法があります。

テープを使って重心移動

卓球のメンテナンス用品には、重りのテープがあります。

ニッタクから出ているサイドバランサーやバタフライのパワーテープがです。1本1gの重さがあり、サイドテープのようにラケットに貼り付けるだけで、重心移動ができます。

20年以上前から卓球をしている人にはおなじみのアイテムですが、ここ数年という方には馴染みのないものでしょう。

現在のように、剛力やタイニーダンサーのような薄い合板の重ラケがなかった時代には、クリッパーウッドに、サイドバランサーを二重巻きしていたこともありました。

ワールドラバーマーケットのチャパリータさんが教えてくれたのは、ホームセンターで売っている、ゴム板を加工して、サイドテープ兼重りの役割を持たせる方法です。強いサイドテープが出来上がり、重さも変えられる優れものです。

バランサーの主原料は「すず」で、金属の密集物です。1枚つけるだけで、劇的にラケットが変化します。

たまたま今日卓球を習いに来ていた卓球歴3年の高校生が、ドライブが安定しない、連打ができないと悩んでいたので、バランサーをヘッドにつけて、ラケットの自然な重さを体感しながら振らせてみると、球威も増して、戻りも早くなりました。

ビギナーであればあるほど、後加工には無知です。打ち方や動き方を見直す時に、ラケットの重量や重心を見直すと、意外にも使いにくさを吐露する生徒は多くいます。

そんな人には数百円でできる簡単調整で、体に合ったラケットに作り変えてあげましょう。

まとめ

ラケットの重心は思っているよりも大切です。プレーに大きな影響が出ます。いち早く気づいて、テープ一つで対処すれば、使いやすいラケットに大変身させることができるのです。気にしてみましょう重心を。重心を使いこなせば安心です。


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