読まれる稼げるブログ術大全 書評
良い本に出会ったので、紹介します。
「読まれる・稼げるブログ術大全」
プロブロガーのヨスさんの著書です。どんな方へおすすめなのか、書評・レビューをしていきます。是非、多くの方に手に取っていただきたい一冊です。
ブロガーは絶対に読むべき至極の内容
稼げる!儲かる!などとキャッチの打ってある書籍の多くが、テクニックに走り、お金が入る根本原理を忘れているものが多いのですが、「読まれる・稼げるブログ術大全」は、しっかりと稼げる根本原理を教えてくれます。
それは、「読まれること」
ブログはもちろん、WEB記事や雑誌記事など、大前提として読者に読まれなければ、絶対にお金になることはありません。私のようなライターも、この仕組みを忘れてしまう人が多く、記事を納品するWEB媒体を運営する企業の目しか見ていないことがあります。
1記事いくら、という報酬をいただきながら書くわけですが、この報酬は単純にその会社から出てくるわけではないですよね。その後ろに読者の方がいてこそお金が発生するわけです。読者がクリックしたり、アフィリ商品を買ったり、PV(ページビュー)が多いから企業案件、企業広告が入ってきたりするので、媒体企業は、ライターに報酬を払えるわけです。
これはブログでも同じことが言えるでしょう。
グーグルアドセンス、ASPについても、読者・PVがあり、読まれているからこそお金が生まれます。
本書では、読まれるために何をすべきなのか、どんな記事を書けばいいのかを、小手先のテクニックではなく、概論から教えてくれます。何が読まれるものなのか、自分のブログ記事はどうなのかを考えるきっかけになるでしょう。
読まれる文章は、ブロガーだけに求められるものではない
文章、それは人に読んでもらうために書くといっても過言ではないでしょう。例外としては、自分だけが読むメモ、そして他人の秘密の日記などは、読んでもらうためには書きませんが、ブログ、WEB記事などの、ビジネスライティングを筆頭に、会社で書く稟議書や提案書は、相手に読んでもらうために書くものです。
本書はブログ術大全と銘打ってありますが、ブロガーだけに役に立つものではないということをお伝えしておきます。文章を使う、全ての人へ、おすすめの一冊です。
どんな文章がわかりやすいのか、伝わりやすいのか、そして読まれるのものなのか。これらの内容が小手先のテクニックだけでなく、仕組み化されているので、
「文章書くのが苦手だな」
と思っている人に、是非手に取っていただきたいです。
読みやすい文章、伝わりやすい、そして何度も読んでもらえる文章は、
- どういう構造をしているのか
- どういう表現をつかっているのか
- 自分の文章は、なぜ読みにくいのか
こういった悩みを解決することができます。提案書に悩むビジネスマンも必読です。
もちろんブロガー、ユーチューバーにとっての役立ち情報満載
ブロガーにとっての悩みの種である、ブログのテーマ、デザインなどの、本文とは直接的な関係のない部分についての言及ももちろん、お金が入ってくるブログの根本的な構造、どこに気を付けるべきかを具体的に示してあり、役立つ情報満載です。
また、SNSの使い方やYouTubeの使い方についても、ブロガー目線ではなく、情報発信者という目線で本が書かれてあり、ブロガーだけのお役立ち情報にとどまっていません。
YouTubeを作る際の構成案作りや、SNSでどうやってフォロワーを伸ばしていくかといった方法は、ブログの記事本文を作る構成と似ていますし、PVをいかにして伸ばしていくのかとリンクします。
私の周りのフリーランスやWEBで活躍する人たちも、ほとんどがブログをかじってきていますし、ブログをやってきた技術や知識が、現在の仕事に生きている人が多いです。
ブロガー、ブログという一括りの人だけでなく、大きく見て「情報を発信する人」全般に役に立つ内容となっているでしょう。ブログは難しいからSNSから、話すほうが得意だからYouTubeから、色々な入り口がありますが、どの入り口をとっても「人に伝える」ということには変わりありません。
こういった意味では、多くの情報発信者の中で、アクセスアップ、フォロワーアップ、PVアップ、再生回数アップが出来ていない人にも、重要な情報がたくさん入った一冊です。
まとめ
読まれる・稼げるブログ術大全について、書評(レビュー)してきました。
本書は、言い換えると「伝わる・お金が入る 情報発信術」ともいえる、必携本の一つになるでしょう。しっかりと読み込み、理解することで、他の情報発信者に負けない、ブロガー、ユーチューバーになっていけるのではないでしょうか。
本書の著作者、ヨスさんのブログはヨッセンス
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