20年以上卓球をしてきて、未だに答えの出ない問題が私の中にあります。
「バックハンドどうする?」
シェークハンドの花形、バックハンドをないがしろにしながら最近までプレーしてきたのですが、上のレベルでやらせて貰えばもらうほど、バックの脆さに気付かされます。そこで、今年の5月から、自分のバックをどうするのかを見つめ直し、改造することに。
私の5月時点でのスペックは
ラケット 剛力
フォア アタック8 53度
バック アポロ5超極薄
中学時代から、フォアの表ソフトは死ぬほど打ってきましたし、シェークと言いながらバックはブロックとツッツキのみで、オールフォアで攻撃してました。
その後バックドライブを覚えたものの、前陣で使うことが出来ず、従来通りのバックに戻り、テンション裏ソフトの扱いにくさも嫌になり、超極薄裏ソフトを試します。基本は、バックで守るためです。
守備を守備でなくす、カウンターのような攻撃ではなく、変化ブロックや切れたツッツキでミスを誘う方法にシフトします。
しかし裏ソフトでは、超極薄といえど限界があり、変化度合いも少なくカモになるレベル。ということで、大改造を決意します。
まずフォアに、回転系表ソフトを初めて貼り、裏ソフトの代役も兼ねてもらいます。フォアの安定感の向上と、サービスを出すラバーになるため、回転系かつ、硬めのラバーが必須でした。出会ったのは「ラクザPO」ファルク選手も使う、男子フォア表のイロハのイですね。使いにくいアタック8から変えることで、威力と精度はマシマシになり、フォアはこれで決定!
次はラケット、このタイミングで「タイニーダンサー」に出会います。シェークバック粒専用ラケット、昔のpf4を彷彿とさせる、異質攻撃型ラケットです。
剛力に違和感を持ち始めていたので、藁をも掴む思いで、タイニーダンサーへ乗り換え。コレがドンピシャ、気持ちいいくらいフォアが入ります。
さてさて、土台は整いました。
バックは振る技術はあるけど、実際振れない、コレはプレーフェースが前陣であることと、私の体がクロスタイプで、ラケットを横に使うことに長けていないこと、このまま中途半端に攻撃であれば、いっそ守りに徹するかと考え、バック粒の世界へ飛び込みました。
バック粒の世界では、腕をねじり、縦振りしても問題ありません。体の特性に対しては、理にかなった戦い方です。
まずは王道カールp3、止めてるだけ、押してるだけはいいけど、それ以上でも以下でもない。攻められるのを待っていられないということが発覚したので、打てる粒探しへ
カールph、打てる粒で見つけたラバー。硬質でパチンは気持ちいいのですが、止める押すの基本が難しい。変化もそこまで出ないのでダメ
トリックマスター、なんでもできるラバーのキャッチコピーで購入、オーソドックスな粒高。可もなく不可もなく、面白くもなく、すぐやめる
パチンとは打てるのでコレは活かしたいと思い、ヘルキャット、表1枚という新しいジャンル、ここから打ちやすい粒高を探すようになる。
これまでのOXから外れ、スーパーKIM、スポンジ1.9mmを使用。これが使いやすかった。ボールのスピードはないものの、縦にねじ込んでもボールが入るし、相手のドライブは鬼のように止まる、ジャンルは粒だけど、もはや表ソフト。ただしスポンジが柔らかすぎて、スピードが出ないのと、インパクトが強いと、ラバーが負けてしまう。
でもしばらくスーパーKIMでいろんな技術を学びました。そこで出てきたのが、バックの強打、対下回転この処理です。いつのまにか私の体は表ソフトの打ち方になっていたようで、縦にラケットが使えるようになっていましたし、上腕で絞りながら伸ばすという、愛ちゃんバックを会得していました。
守り続けるのも楽しいのですが、性格的には、常に動き攻めていきたい。
気持ちは丹羽孝希、フォアはファルク、バックは福原愛、これが根底にあるので、粒高とはここでお別れしました。
ラバーの使い方を多く教えてくれた粒高ラバー、ありがとう。修行になりました。
ペン粒のように強い回転を年中作れるものではないので、上級者には待たれるのですよ、シェーク バック粒は。
なので、オリジナルジョニーファンが誕生します。
ラケット タイニーダンサー
フォア ラクザPO 1.8
バック アタック8 スーパー愛バージョン43度 M粒 中
このセットアップで、ゴリゴリに攻撃していきます。
昔は使えなかったバックのアタック8もこれまでの粒高たちと比べたら、はるかにラクチン。バシバシ打てます。ドロップや、ナックルブロックも、ラケットを縦に使って、粒高のようにやってます。
一番は台上で下回転をバックであげられること、クロスタイプのわたしには、愛ちゃんの打ち方は参考になる点が多いのです。
やっと答えが出ました、両面表ソフト前陣速攻型、これが私の形なのかな。
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