ラバーの種類を変える動機

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卓球

皆さんはラバーを変更しようかなと考えるのはどんな時でしょうか?

一つの用具を圧倒的に使い倒して、自分のものにすることも必要ですが、合わないものや、もっと自分に必要なものがあるかもしれないと探すことも、レベルアップのためには必要なことだと思います。

私は中学から高校にかけて、大きく用具を変えることはありませんでした。卓球を始めた中学1年の頃は両面マークVにラケットはプリモラッツです。その年の冬ごろに今のフォア表ソフトに変わり、フォアがスペクトル、バックはマークVでクリッパーウッドWRBに変更します。

そこからはルール改正との戦いでした。21点制から11点制への変更、38mmボールから40mmボールへの変更に伴い、スピードグルーを塗るようになります。ラバーも硬くし、スペクトルスピードとマークVの皮付に変わりました。しかしながら他の裏ソフトや表ソフトに変わることはありませんでした。スペクトルとマークVのトップシートは好きだったので、エネルギー内蔵ラバーや回転系表ソフトの主流の時代でしたが、自分の用具は変えずに進んできました。

もともと表ソフトを使うようになったのは、体が小さくドライブに威力がなかったためと、擦るより弾く技術が上手かったためです。長年使った表ソフトではやれることも多く、裏ソフト全盛期にいかにして「らしさ」を出すかを考えて変更しました。今でも両面裏に戻ることは考えません。

長く使っているラバーからの変更はもちろん勇気がいることですし、自分のレベルアップから行う用具の変更でない場合は、抵抗感もあります。しかし、昔のように明らかに表ソフトと裏ソフトの性能差がある時代ではありません。裏ソフトでも硬めでスピードの出るスマッシュの性能に振ったものもありますし、表ソフトでも伊藤美誠選手のように強烈な回転をかけることもできます。プラスチックボールになり、裏と表の差はより小さくなった気がします。

その中で、自分の卓球はどんなものなのか、どのような卓球を目標としているのかをしっかりとコーチと話し合い、用具の変更に踏み出してもいいかもしれません。売れ筋や王道から少し外れて、マイナーな用具を使って勝ち進む選手もいます。わたしも数年前にアタック8 と出会い、全72種類にも及ぶ中から、最良の厚さ、硬さ、粒の大きさ、テンションの有無などを試行錯誤して今に至ります。とても難しいラバーで、他の人に勧められるものではありませんが、自分はアタック8 と生きていくと決めたので、アタック8 でできることを増やしていき、勝てる卓球をしたいと思っています。

まずは身近なところから、表の選手がいれば打たせてもらったり、粒の選手がいれば打たせてもらって、自分の卓球に必要か否かを考えましょう。その中で、変更もありかもしれないと考えたら善は急げです。早めに変えてみる、そしてしばらく辛抱して使ってみるといいでしょう。

わたしがやった用具変更による修行は、バックの技術向上とスイング改善のために、中国ラバーを貼って2ヶ月勝てなくてもいいから、しっかり打てるフォームを作りました。フォアも一枚ラバーに変更し、ミートの大切さ、角度やスイングを一から見直して、元の用具に戻しました。難しい、苦しい用具を使うと、戻した時の有り難みが沁みます。やっぱり俺にはこいつが相棒だって思うわけです。ここまできたら浮気はしません。

若いうちは浮気はたくさんしていいと思います。いろんなラバーを打ってみて感性を磨きながら、あなただけの一枚を見つけましょう。

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