宮城ローカルで、利府高校の卓球部の特集が組まれていました。私たちの対戦していた利府高校のレベルとは格段に上がっているのか、新人県予選でも優勝しているようです。
特筆すべきは卓球歴3年のエース
県ランク上位で全日本ジュニアにも出ています。
幼少期から始めることが卓球のトレンドとなっているなかで、この異色の存在にフォーカスを当ててみます。
小中と野球をやり、肘を痛めて引退、仲のいい友達の誘いで卓球を、始めたようです。
メキメキと上達し、今では県のトップ5に入るほど。
他の競技をやってきたことが、卓球にとってどんなプラスになるのか
野球は強靭な下半身と手首の柔らかさが身につきます。トライブ型の選手には喉から手が出るほどの身体能力です。
足腰はスポーツの基本、その中でも野球で鍛えた体は卓球にはアドバンテージになるのでしょう。
しかし、戦術や予測がないと戦えない卓球で、わずか3年でここまでの実力になるのは、並外れた努力の賜物でしょう。
最近の子供達は体が細い、特に足は弱く、上半身だけでどうにか打ててしまう。これは用具の進化もありますが、体を使って打つためには下半身の強さは不可欠です。走り込みやシャドープレーで鍛錬できます。これを行わずして上には上がれません。
事前に色々なスポーツに取り組むのは、卓球ではプラスに働くことばかりです。
これは「100m走りながらチェスをする」と言われる卓球の特性にあります。やはり速く走れた方が、チェスのための時間は多く作れますし、チェスを覚えれば、高い運動性能で、実力を飛躍的にあげることはできます。
フィジカル系のトレーニングを個人レッスンの中にも入れて行く必要があるのかもしれません。漫然とボールを打つだけではダメなのでしょう。
改めてフィジカルの大切さを知りました。今後の指導の参考にさせていただきます
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