ブリヂストンタイヤS001とS007A徹底比較

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クルマ

2018年6月にデビューしたブリヂストンのプレミアムスポーツタイヤS007Aは多くのスポーツカーに標準装着されてきたS001の後継商品です。これまで3年に渡って装着してきたS001から、ニューモデルのS007Aに履き替えましたので、先代モデルとの比較をして、なにがどうかわったのかインプレッションしていきます。

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BSの最新作は丸みを帯びたスポーツ

装着車種は30系プリウスG’s
装着サイズは225/40R18です。
G’sプリウスの純正サイズは215ですが、私は安定感を増すために少し太めのタイヤを履いています。

トレッドパターンは、複雑だったS001から大きく変わり、スタンダードな縦溝の深い形状に変わりました。グリップ力というよりは排水性と静粛性に方向性を変えたことがわかります。タイヤ自体の真円精度は高く、重量バランスのばらつきもしっかりと取れていました。純正ホイールに組み込んだ際に貼ったバランスウェイトは多くて10g、バランスウェイトを装着しなくても良いホイールもあり、さすがブリヂストンと言える仕事です。

ファーストインプレッションとしてはS001に比べて、タイヤサイドが柔らかくなっている印象でしたが、踏ん張り感が少ないわけでもなく、しっかりとグリップします。転がり抵抗も少なく、平均燃費は向上しました。しかしながらエコタイヤによくあるグリップしないタイヤではなく、荷重変化をかけるとかなり強くグリップする不思議なタイヤです。

ロードノイズはレグノほど静かではないものの、先代のS001よりはかなり静かになりました。走行中はカーオーディオのボリュームを2段階下げられる程になっています。

ハイブリッドカーに乗っていると、発進時のモータートルクを路面にしっかり伝えられないタイヤが多い中、蹴り出しが非常に軽く、EV走行できる距離が増えました。転がり抵抗とグリップ力のいいバランスが取れています。

コーナリングに関しては、S001がショルダーの強さで横方向のグリップを稼いでいたのに対して、S007は接地面全体で踏ん張っている印象です。限界値の高さもS007の方が優れており、限界を超えた際の破綻もS001は唐突に発生するのに対して、S007は緩やかに破綻します。限界が非常に読みやすく、コントロールもしやすいです。

転がり抵抗が少ないがグリップする不思議

ブリヂストンで比較すると、プレイズやエコピアに乗っているくらいに転がり抵抗は感じず、蹴り出しが非常に軽いのに、ブレーキングやコーナリング時に荷重変化をさせるとしっかりとグリップしてくれます。直進安定性も高く、ふらつきも軽減しました。荷重変化をさせずにステアリングだけでコーナーに侵入すると、切りはじめの反応は鈍いのですが、ステアリングを切り足した分についてはしっかりと反応して曲がってくれます。

欠点としては、走行している時にあまりにもスムーズにタイヤが回転しすぎて、4輪の接地感を感じにくい点とタイヤ自体が少し柔らかく、フワッとした走行フィールになります。車重が重いクルマには問題ないのですが、ライトウェイトの車だとクルマの反応が鈍くなりそうです。

全体的な印象はS001の角を完全に取り去って、レグノに近づけた感じですが、レグノよりは派手に走行しても安心感があります。

普通に公道を走るならS007、サーキットを攻めたり峠道で切り替えしが多いシチュエーションであればショルダーの硬さが欲しくなるのでS001が欲しくなります。しばらくS001も併売されるようなので、好みに合わせて選んでみてもいいでしょう。

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