クルマのシートの疲れにくさ

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クルマ

皆さんのクルマのシートはどんなものでしょうか?長時間座っていると疲れますか?

一般的に、日本車のシートは疲れやすいといわれています。私もそう思います。欧州車と比べて、柔らかく小ぶりなシートが多く、身のやり場に困るクルマが多いです。

私はこれまで、スイフト・オーリス・プリウスと乗り継いできていますが、いずれのクルマにもスイフトの時に購入したレカロのセミバケットシートを運転席につけています。スイフトからオーリスにはシートフレームを取り換え、オーリスとプリウスではフレームが奇跡的に同じだったので、そのまま載せ替えています。このシートも使い続けて10年になりますが、疲れにくさは、国産の純正シートの比ではありません。圧倒的にレカロが疲れにくいわけを考えてみたいと思います。

シート自体の作り込みが違うのは当たり前で、体が動きにくかったり、ホールド感が強いほうが余計な力入らず、疲れにくいことは明らかです。しかし、なぜ日本のシートは疲れやすいのでしょうか?

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大きな違いはヘッドレスト

現在は、純正シートでは取り付けなければならないヘッドレスト。追突事故の際に、頭部や首を守るための安全具です。これが付いている位置がやっかいな部分です。大体のクルマのヘッドレストは、シートの背もたれ部分よりも前方に張り出すようについています。この状態でシートに座ると、体は腰と後頭部でシートと設置し、2点に大きな力がかかり、疲労度合いが高くなります。

この点、レカロシートは、頭部まで背もたれが伸びているものの、普通に運転していて後頭部がヘッドレスト部分に設置することはありません。この時、ドライバーの体は、シートに対して背中全体で設置しており、点ではなく面で体重を支えていることになります。これが疲労度合いの大きな違いです。

点で支える負担と、面で支える負担、どちらが安定し、力が分散されているかは明らかです。

ご自身のクルマに乗った時に、運転中にヘッドレストが頭に触れているようでしたら、一度完全に取り外して座ってみてください。楽に座れると思います。取り外したままでは走行することはできませんが、面で支えるという意味が分かると思います。

欧州車や国産でもスポーツシートの類では、あえてヘッドレスト部分を作らずに、背もたれの延長としているバケットシート形状が多いです。これはスポーツ走行のためもありますが、長い時間乗っていられるクルマを作る中で、必要なノウハウでもあると思います。

我が家の妻は、私の愛車のプリウスG’sのシートが大好きです。スポーツシートが取り付けられているのですが、どんな高級車よりも広いミニバンよりも、G’sのシートが良いといいます。他車に乗ると、1時間も座っていられないのですが、G’sでは、6時間乗りっぱなしでも文句ひとつ言いません。もともと腰が悪い妻が、腰が痛くなるといったこともありませんし、それほど、面で支えるシートというのは重要なファクターであることがわかります。

クルマに乗っている際に、最も長い時間接する部分、それがシートです。外装へのチューニングもいいですが、一番お世話になる部分に、少しお金をかけてあげることは、いいことだと思います。

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