今回はヤサカのロングセラー、マークVのテンションラバーHPSのレビューです。
ファスタークG1との比較をしていきます。
テンションかと疑う
第一印象は「弾まない」これにつきます。私自身、38mmボール時代から、グルー時代、ノングルーとマークVを愛用してきました。マークV ADに始まり、ノーマルマークV、M2、最後にマークVの皮付にたどり着き、15年ほど使い続けました。現在のテナジーに始まるテンションラバーの弾みは、グルー時代までには至りませんが、ノンテンションと比べると格段に弾むものが多いです。あまりにもそれに慣れすぎているせいか、VPSの弾みには拍子抜けでした。
しかしロングセラーのマークVの良さはしっかりと残っており、トップシートの回転の掛かりの良さや、しっかりとボールを持ってくれる安心感はあります。ノングルーの現代では攻撃型の選手には少し物足りなさを感じるかもしれません。卓球を始めて1年くらいで、最初にマークVを勧められた人のグレードアップには最適でしょう。守備型のカットマンにもおススメです。コントロール性はピカイチですので。
一昔前はスレイバーやマークVが飛びすぎるラバーだったのが、今や初心者用の飛ばないラバーになっています。その中でもロングセラーを続けるマークVの進化系であるHPSは、新しい形で自らの生きていく道を見つけたのかもしれません。決してテンションラバーではないので、攻撃に対しての評価は低めです。しかしラリーや守備に関しては、しっかりと性能を発揮してくれます。バランス型のラバーでは高性能な一枚です。女子選手やジュニア選手に使っていただきたいですね。
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