ディグニクス80も?テナジーシリーズをおさらい

卓球

先日プレスリリースされたディグニクス05は、現在話題のラバーですが、テナジーシリーズと同様にディグニクス80のリリースも準備されているようです。ここで、バタフライのテナジーシリーズの数字による違いを、再度確認していきましょう。

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05から始まる伝説

テナジーシリーズの先陣を切って、テナジー05が2008年4月21日に発売されました。次いで2008年11月21日にテナジー25が出ます。翌年、2009年4月1日にテナジー64が発売、最後に、しばらく置いて2013年1月21日にテナジー80が発売されました。現在多くの選手が使っているテナジー05が10年以上前に開発されたラバーであることは、改めて驚かされます。05、25、64、80の順に発表されたテナジーですが、ディグニクスは05に次いで80の発売が濃厚となっています。現在のテナジーの使用割合から考えると、05と80が主流になっており、次いで64、一番マイナーなのが25となるので、この開発順序は納得がいきます。

テナジーシリーズの特徴は、スポンジ硬度が一定の中で、ゴムの粒形状や配列を変えることで変化を出しています。粒が細かいものは、スポンジに刺さりやすくスポンジに食い込むため柔らかく感じます。対して、粒が太いものはスポンジに対して刺さりが少なく、打球感は硬めです。

05を基準に考えると、粒配列を極端に太く大きくして硬さを際立たせたのが25、細く小さくして、柔らかさを出したのが64となります。80は05と64の丁度中間点となります。フォアに05を張り、バックは柔らかめの64という組み合わせがオーソドックスでしたが、80が登場して、バックに80という選択肢がでてきました。バックのスイングスピードやインパクトが強い選手や、ミート打ちをドライブと併用する選手には64では柔らかすぎるので、80への移行が進んでいます。

発売時期から考えると、05が今から10年前、80が出たのが今から5年前と考えると、この5年間でテナジーとしての実験を行い、最後に出した80がバタフライの答えだったのかもしれません。

粒配列やスポンジとの兼ね合いを考えて、80が最終的な答えとなったのであれば、ディグニクスについては64や25を後に回して80に力を注ぎ開発を急ぐ理由もわかります。

テナジーでは、はじめ中途半端と揶揄された80ですが、ディグニクスの05と80がそろった時にどのような評価となるのかが注目です。

新製品とディグニクスの相性

バタフライとしては契約選手の水谷選手と張本選手に照準を合わせているので、彼ら二人がどのラバーを好んで使うのか、その好みを優先して市販化の順番を決定するはずです。特に張本選手の動向には、深く取り組んでおり、彼の名前の入ったラケットも販売されます。

これまで使っていたインナーフォースレイヤーのブレードサイズを大きくして張本仕様としたラケットは、発売後、人気商品となるでしょう。スピード卓球が主流となっている今、前陣で張り付くタイプの張本選手にとっては、ある程度硬めのラバーと大きめのラケットの方が、プレー特性には合っていると思います。彼の活躍に、ディグニクスが一役買っているということであれば、テナジーよりも打感としては少々硬めのラバーになっているのかもしれません。

VICTASが販売しているV15シリーズでも、一般ユーザーを対象にしたスティフと、一流プレーヤーが使うべきエクストラに分かれています。丹羽選手がバタフライからVICTASへ契約を変えた際に、V15エクストラを使って、「高性能すぎてラバーに自分の卓球をアジャストしていかないといけない、しかし、使いこなせばこれほどいいラバーはない」と表現していた通り、V15エクストラはじゃじゃ馬です。もしかするとディグニクスも、このようなラバーになっているのかもしれません。

テナジーの上位互換であるディグニクスはテナジーでは満足できなくなったユーザーが初めて踏み入れていい領域である可能性があります。V15エクストラのように賛否両論となりそうですが、プロ仕様という意味合いでは、ラバーが高性能になっていくのは賛成です。自分の技術が用具についてくるのかどうかが、選択する基準となる時代なのでしょうか。


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