銀河「アポロ5超極薄」レビュー

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ラバー

ワールドラバーマーケットで新発売になった、アポロ5の超極薄を入手しましたのでレビューしていきます。極薄裏ソフトの使用は初めてですが、ぐっちぃさんのYouTube動画を見ていて、ビビッときたので貼ってみました。

使用環境はいつもの
ラケット:剛力
フォア:アタック8 53度 M粒 中
バック:アポロ5超極薄
となります。

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超極薄とはなんぞや

パッケージはこんな感じです。真空パックされています。もう既に激薄です。

表面の粘着は強めです。クセが強めなチャイラバの臭いがプンプンします。

ラケットに貼ってみました。
フォア面が表ソフトのせいもあるかもしれませんが、重量バランスの悪さは感じません。もともと貼っていたのは剛力快速の厚、ラケット総重量は178gでした。アポロ5超極薄に変えて総重量を計りなおすと173gと、その差は5gで、あまり違和感はありません。表ソフトの中でも重い部類のアタック8・53度なのでよほど重い裏ソフトなどを貼っていない限りは、重量バランスの悪さは、シェークでは感じないと思います。トップシートの厚みもあって、握った感じも違和感は少ないです。スポンジも黒いので、どこからがトップシートだかわかりにくいですけど、横から見た感じは、表ソフトの粒をそぎ落とした状態のシートが、バック面に貼られている感じ。さすが超極薄。

では打ってみましょう。

薄くてもしっかりラバー、弾むとは違った感覚

ボールが当たった瞬間、コン!コン!と裏ソフトではありえない音がしています。まるで一枚ラバーで打っている音です。まずは普通にハーフボレーで、

弾まない!ボールが遅い!

でも、ボールは返っていきます。違和感なし!これが不思議。

言わなければ、超極薄の中国ラバーとはわからないかもしれません。力を抜いたままで、軽く当てるハーフボレーは、チャイラバということも気にせず入ります。このあたりは、キョウヒョウPRO3ターボオレンジでは感じられなかった部分です。キョウヒョウシリーズでは、かなり気にしながら打たないと入らなかったボールが、とりあえず相手のコートに返っていきます。これはビックリしました。

次に、ブロック。このラバーの売りの一つです。
非常にいい!この一言です。ドライブでも、スマッシュでも、一枚ラバーや表ソフトで打たれようとも、終始ラケットに当てれば返球できます。バック面を立てた状態で待っていれば、オートマチックに返球されるすごさ、ナックルも回転があっても関係ありません。当てるだけだと、相手のコートで少し失速するナックル系のブロックになり、ちょっとスイングすると伸びるドライブ系のブロックができます。ここで、カウンターのようにぶつけてはいけません。単に当てるだけ、力は抜く。これがこのラバーの打ち方でしょう。

ドライブをかけてみます。
引っかかりは、さすが粘着ラバーです。薄く当ててバックドライブができます。さて、強打です。
これは、、、打てない。ボールとラケットが強くぶつかった瞬間に、ネットへ直撃です。食い込ませればとか、スイングスピードが足りないとかそういう次元ではありません。ばっちりスイートで当ててしまえばボールが死んでしまいます。ラバーが超極薄なので、あたりまえですが、ボールを持ったり、ラバーの引き攣れが起きるような食い込みがないので、強打は難しいラバーです。
ただし、ループ系のドライブはかけることができますし、低い弾道の遅いドライブなら問題なくあがります。ドライブのスイングをするというよりも、ハーフボレーに回転を強くかけるというイメージで、下回転のボールを上げることができますので、ラケットは高く、軽く振ってしまえばドライブのようなボールが打てます。ここから、ピッチで振り回すほうが、ラバーの特性に合っているでしょう。一撃で抜くことはできないラバーです。

レシーブ系です
ツッツキもこのラバーの売りの一つ。とりあえずどんなボールでもツッツキで返球できます。上回転も横回転も関係なしです。下回転であれば、ボールの底をしっかり切ることで、ブチギレでツッツキが送れます。そして、相手コートでバウンドしたツッツキが、少しバックするような軌道になり、普通の裏ソフトで出したツッツキと比べて伸びがすくないです。そのため、ボールが戻るように見えたり、止まったように感じて、相手の攻撃を狂わせることができます。初見でこのレシーブが来たら困るでしょうね。サイドスピンツッツキも楽勝で出せますし、何より切れて低い。レシーブ最強を謳うラバーの威力を発揮してくれます。
フリック系もやりやすいです。こちらも回転関係なし。打つ側の当て方を間違わなければ返球できます。ゴツンと当てて、速いフリックを目指すとだめです。パチンと弾いてもダメです。回転を意識して、優しく振る。これだけでフリック完了です。
チキータできるのかなとやってみると、これが良い!回転重視のチキータであればあるほど、しっかり返球出来て、速いチキータが可能です。これは得点源!スピード重視の一撃チキータを打とうとすると、先ほどのバックドライブと同じように、ボールが死んでしまいます。攻撃系の技術はほとんどできないと思っていたので、チキータとバックドライブができるのは意外な発見でした。

普段フォア面に超硬いラバーを貼っていて、ほとんど一枚ラバーのような打感なので、今回のアポロ5超極薄も同じような打感でした。逆にアタック8と打ち方を変えずに裏ソフトが使えることは、私にとっては利点です。今までは裏は裏の打ち方、表は表の打ち方と分けないといけませんでしたし、テンション裏ソフトなどは使いにくさがあり、飛びすぎて反転での使いにくさがありました。それが、アポロ5超極薄だと、アタック8・53度を打っている感覚と同じように打って、回転のあるボールが出てくれるので、プレーの幅が広がります。

バック強打が打てないのは、ピッチの速いバックハンドの振り回しで対応していくといいでしょう。もともとバックドライブを多用するタイプではなかったので、ブロックやハーフボレーで楽に振り回せるのはいいです。何よりブロックが楽、そして力が抜けて楽に卓球ができるというのが一番ですね。

激薄裏ソフトでは、できることが限られるのかと思いきや、アポロ5超極薄は、しっかりと弧線が作れるラバーで、問題ありません。粒高使いや、硬めの表ソフトユーザー、一枚ラバーユーザーであれば問題なく使えるラバーです。徐々に使いこなしていくことで、より可能性が広がるラバーだと感じました。

何よりも不思議、そしてよくこんなラバーを思いついたなと、ぐっちぃさんに感服します。今後も使い続けて、様々なタイプと打ち合ってみて、追加レビューしていきます。

コメント

  1. […] 前にレビューしたラバーで紹介すると、アポロ5 超極薄がピッタリ当てはまります。 […]

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