前回v401を貼って、重い球かつ伸びのある球を打てることがわかったTinyDancerですが、元々はバック粒高用に設計されたラケットで、片面は粒高のOXを貼るため、100gを超える重さがあり、バックの面を出しやすくするラケット構造になっています。
しかしながら、剛力に代表される、今までの守備型ラケットをよりも、弾きがしやすく、攻撃面でも光る能力が見出せたので、原点回帰のフォア表バック裏の形を作るためのラバー探しに行きました。
条件は
ラケット総重量を抑えるため「軽い」もの
バックブロックの変化を考えて「薄」のあるもの
パチンと弾く打ち方をしたいので、「回転に鈍感」
以上です。
最近のテンションラバーは厚さ制限がかかり、ほとんど除外です。また、回転のかけやすいラバーは回転影響も受けやすいので除外、昔ながらの高弾性裏ソフトや、もっと昔のラバーを使う他ありません。
最初はスレイバーやマークVと考えたのですが、もはや中途半端な高性能はいらないと判断して、こいつにしました。
世界初の裏ソフトラバー、ヤサカ「オリジナル」
表ソフトもあり混同されますが、こちらはれっきとした裏ソフト、60年前にスポンジ入りラバーが開発されて、初めて裏ソフトとして誕生したラバーです。
スピード、スピン、スタビリティーの3Sを備えたラバー(笑)xiaさんの3S理論とは関係ないですね。
テンション慣れしている今の卓球では、いい感じに取りにくいボールが行くのではという判断です。粒高まではいきませんが、ピッチと変化プレーが楽しめそうなラバー、こちらも原点回帰しました。
早速開封して貼り付け。学生時代はマークVの皮付を使っていたので、ヤサカラバーには深い馴染みがあります。現在はフォアもラクザPOですので、ヤサカラバーで統一ですね。
ビニールを開封すると、ヤサカラバー独特のゴムの匂いが懐かしい。
懐かしさ満点のデザインです。オールドラケットをモチーフにしたタイニーダンサーにはとても似合う、オリジナルのロゴマーク。
大切なのは重量です。早速測定。
両面ラバー込みで177.3g、これなら振り切れます。170g前半は、自分の中でもベストな重さ、これはいい感じになりそうです。
あとはタイニーダンサーとのマッチングです。この薄くて弾まないラバーが、どんな風になるのか、次回、じっくりと検証していきたいと思います。
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