硬いラバーと柔らかいラバー

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ラバー

みなさんのラバーは硬いですか?柔らかいですか?日本では、年齢層が低い、競技歴が浅い人には、柔らかいラバーを使わせる傾向がありますが、最強国の中国では、幼少期から中国ラバー、いわゆる粘着ラバーを当たり前のように使いこなしています。

なぜ柔らかいラバーを初心者に使わせるのか、硬いラバーは難しいと言われるのか、謎を解明していきましょう。

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私のラバーが硬くなかったのは、卓球を始めた半年間だけ

だれも身寄りのなかった、中学校の部活動。始めの用具は卓球屋さん任せでした。

始めて持ったラケットは、バタフライのエクスターに両面マークV ADの薄でした。軽量激柔ラケットに、やわやわラバーでやっていましたが、途端にこのラケットが嫌いになります。

インパクト強く打つと飛んでいく、弾む、軽すぎるといった点。

当時は全面フォア攻撃が基本、バックはツッツキとブロックでOK、その形には、柔らかいラバーは合わなかったんです。強いドライブに飛ばされて、弾まなさが欲しかった記憶があります。

そこで出てきたのが、表ソフト、さらに皮付ラバーです。

 

ラバーのスポンジはどんどん硬くなる

中学2年生の頃には、ガチガチのハードラバー使用者でした。当時は38mmセルボール、ドライブ技術が全盛期で、各メーカーはスポンジの柔らかいラバーをどんどん開発します。スピードグルーを使用できたので、柔らかいラバーはグルーの吸込みも多く、人気になっていました。

一方私は、ドライブを使わない、スマッシュもしくは角度でツッツキ打ちがメインの打ち方になり、この頃には、ノングルーで、スペクトルスピード、マークV皮付きのセットアップです。

球離れの早いこれらのラバーで、回転をかけない卓球をしていました。相手の回転を使いやすく、自分で打ちに行く時には回転の影響を大きく受けないパチパチ卓球で、このセットアップは高校卒業まで続きます。

柔らかいラバーの使いにくかった点は、自分の思ったよりも、ボールが飛んでしまう。柔らかいゴムはボールから受ける回転のひきつれが大きく、強いドライブを止めにくい、飛びすぎるためにスイングできないという苦しみがあり、好きになれませんでした。今でもこの傾向は変わらず、スポンジの硬いラバーを使い続けています。

フォアは43度、バックは52度と、テンション系ラバーと比べると、スポンジ硬度はかなり高いです。

硬度の高いスポンジは、あえて食い込ませない

中国人のようなパワーヒッターは別ですが、粘着ラバー=強く当てて食い込ませてナンボと思う方も多いと思います。しかし、逆に食い込ませないことで、不思議なボールが生まれることをご存知ですか?

相手からのボールの回転を、無にするために、自分の回転をかけて回転を無効化し、来た球とは全く違うボールにして返す、コレがフォアに粘着ラバーを貼る人のプレーの考え方です。

私はフォア表ソフト、バック粘着で、全く違う使い方をします。

相手の強いドライブを、早い球離れを生かして、回転の影響を少なく受けため、ナックル気味にして返す。コレは粘着ラバーの極意です。スイングできなければ、できないなりに、難しいボールを出せるようにすればいい。一撃で抜けなくても、相手がミスするボールが出せればいい、こう思って卓球して来ました。

実際に粘着ラバーでとったブロックは、相手のコートで失速し、伸びないため、相手プレーヤーは面食らいます。このナックルブロックを、精度よく、コントロールしながらも打てるのが粘着ラバーのをバック使用した理由です。

テンションラバーでは飛ばされてしまう、速く返ってしまう問題を解決して、硬くひきつれの少ない粘着ラバーは、自分の思ったところにボールを置くことができるのです。

バックパチンなら迷わず粘着

私と同じように、強いバックドライブを使用しないプレーヤーは、粘着ラバーのナックルブロックで得点につなげていきましょう。角度合わせてパチンと打つのも、とてもやりやすいラバーです。

回転をかけるだけが粘着ではありませんし、スマッシュ技術はテンションよりもやりやすいです。

プレーヤーのスタイルに合わせて、あえてご法度なバック粘着を勧めてみてはどうでしょうか?

コントロールしにくい、オーバーミス多いという悩みには、粘着ラバーです。

王道はキョウヒョウですが、粘着にも多く種類があります。

オススメはパラディンの柔らかめのトップシートに52度の硬いスポンジを貼り付けた、パラディンブルーです。

気持ちよくパチンが打てるのは、硬質なスポンジのおかげです。

 

ギュンギュンドライブをかける方にはいつものテンションですが、試合中にドライブをほとんど使えないという場合は、粘着にするのも一つの選択肢です。食い込むということは、思うようにボールは飛び出さないということですから、ラグがあり意思と打感が変わります。

表ソフトのように針の穴を通すような打ち方をバック粘着でできれば、前陣攻守型の戦い方がやりやすくなるです。一度お試しアレ。

 

 


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