フォアを硬く、バックを柔らかくする意味合いは、プラボールにより無くなってきたのかもしれない。

※アフィリエイト広告を利用しています

卓球

みなさんのラバーは、両面同じものを貼っていますか?それとも違う種類を貼っているでしょうか。異なる種類の場合、フォアに硬めのラバー、バックに柔らかめのラバーを貼っていませんか?いつからコレが標準的な考え方になったのかわかりませんが、今回は、この考えの全く逆をいった生徒のお話を交えて、ラバーの硬度を考えます。

スポンサーリンク

なぜバックは柔らかくないといけないのか

私の長きに渡る疑問の一つです。多くの人に、バックにオススメのラバーと聞くと、フォアのラバーよりも柔らかいものを選びます。

コレはバックハンドが制限のあるスイングの範囲で、フォアほどインパクトが強く出ないためだと考えられますが、コレは本当に正しいのか?と考えてしまいます。

今回の生徒は、丹羽孝希にV15エキストラとV15スティフを貼っています。厚さは2.0で統一です。

最近、バックハンドを手首を強く使ったインパクトをしっかり出すものに変えました。今までは回転かけてナンボの卓球でしたが、前陣張り付きなので、バックドライブで大きくスイングができない、そのためミスも多く、フォアもミスが多い時には、しっかり擦れない、当てられないが多くありました。

そこでV15エキストラをバック、スティフをフォアにしたところ、バックの安定感が高くなり、パチンとバックスマッシュも打てるようになりました。軽くバックで起こす技術はほぼミスなしです。

フォアも、遅れて触れない時にもチョンとかけるだけで伸びていくドライブは、ミスが大幅に減りました。

ラバーの逆転発想は、今後プラボールではもっと重点的に考えるべきものでしょう。

回転の弱くなったプラボールは、いくら強烈にドライブをかけても、一般層ではたかが知れています。それよりも、テンポ、スピードで点を取るスタイルが、現代卓球です。

フォア柔、バック硬のメリット

フォアフリックなどの台上でいく攻撃的なプレーがやりやすくなる

ドライブが、軽く上がる

早くスイングする必要がない

 

バックが台上から処理しやすくなる

ツッツキが安定してキレる

角度合わせを知ることができ、テンポと速さで翻弄できる

 

この辺りがメリットでしょう。コレをそのままフォアを硬いままにしていたら、フォアドライブのミスが多いままでしたし、バックのスマッシュが威力なく終わってしまうところでした。早めの処置ができたのも、自分が硬いラバーを使い続けているからかも知れません。

硬いラバーは、難しいと思われますが、小技は簡単になります。弾まないものも多いので、オーバーミスも減ります。防御系のブロックはやりやすいし、ツッツキも深くキレる、いい事多いです。

フォアを柔らかくすると、打点を下げても安定して入る、ビビった時に、強く振らなくても楽に返せる

プラボール時代も回転ですか?

回転のかかりにくくなったプラボールでは、かけまくるスタイルは歯が立たなくなってきています。

どこかで弾くことが必要とされるので、弾く技術を使い出す時には、硬いラバーが打ちやすい。

コレは前陣速攻型の選手に知ってほしい事。

ボールを速く打てても帰ってくるのも速くなる場合には、まず入れる、柔らかラバーをフォアへ貼りましょう。

バックはハイパーヨーヨーのループザループやのように手首を返して打つ事で、安定感も威力も上がるので、硬いラバーは歓迎です。

そろそろ硬くてもいいよ

硬めのラバーを何にするのかは自由ですが、50度近いラバーでも、ヨーヨーバックバンドは難なく打てます。今までの固定観念、崩していきましょう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました