月面は重力6分の1で飛びやすい! 新作粘着ラバー「月ブルー」をレビュー【卓球ラバー】

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ラバー

WRMさんから、新しいラバーが続々と出ていますね。国内メーカーも、春の新製品がどんどんとラインナップされていますが、WRMさんも負けていません。

今回は、現在、YouTubeメンバーシップ限定で販売されている、新作の粘着ラバー、「月ブルー」をレビューしていきます。細めの粒形状で、使いやすかった銀河の月が、新作ブルースポンジを搭載し、どんなラバーに仕上がったのでしょうか。粘着ユーザーはもちろん、テンションユーザーでも使いやすいラバーなので、要チェックです。

 

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月は地球の6分の1の重力、あ~、だからこんなに飛ぶのか

さて、銀河のラバーは水星、金星、木星、太陽、天王星(表ソフト)など多数触ってきました。今回の月は、昔、ベースとなるオリジナルの月を打ってからしばらく経ちます。元々テンションユーザーの私、特にフォア表、バック裏でブロック主体なので、硬めのテンションを使うことが多いですが、一時期、ナックルブロックと台上処理のしやすさから、バック粘着にハマりました。現在は先日紹介した、GEAR HYPERチャイラバなのに粘着じゃない?中国製テンションラバー 三維 GEAR HYPERを使っていますが、今回の月ブルーはバックにおすすめとのこと。楽しみに、まずはラバーの外装から、諸元チェックです。

まずはトップシートです。粘着保護用のフィルムが張られていますが、その上からでも粒の細さがわかるのではないでしょうか。ポツポツと小さな斑点が見えますね。見た目は以前の月とほとんど変わらないのかなと思います。トップシートの粘着は強めです。

新ブルースポンジです。今までのWRM特注でブルースポンジのように已打底スポンジについていた膜はありません。ザラザラと感触のあるスポンジです。

近づいてみるとこんな感じ、気泡はそこまで多くはないですが、粘着ラバーのスポンジとしては柔らかめでしょうか。公表値では、スポンジ硬度39度(中国基準)となっています。ここだけ見ると、木星ブルーやアポロあたりと、スポンジ硬度は変わりませんが、明らかに質の違うスポンジです。

モチモチまではいきませんが、硬めの低反発マクラのような感じで、指で押すとしっかりと変形してくれます。

先日紅双喜製ブルースポンジ搭載のキョウヒョウ(キョウヒョウ3国狂ブルー)を試打することができましたが、これともまた違います。国狂ブルーの方が、スポンジ単体としては硬めの感触でした。

この辺りのふわっとした感触が、どう打感に影響するのか、実際に打球した感想として、後程残していきますね。

カット前のラバー重量は68.3gです。それほど重くないかなという感想。ちなみに、現在は厚さ2.2mmで黒しか販売されていません。カット後は51.5gです。(158×150のブレードに貼り付け)

ラバー全体硬度は、53.0HCとなりました。先日のGEAR HYPERと同じ値です。同じ粘着系ラバーで比べると

  • パラディンブルー2.2㎜ 55.0HC
  • スピンアート厚 58.0HC
  • VS401 1.8mm 65.0HC

などとなり、粘着ラバーの中では柔らかめですね。53HCだと、ファスタークG1などと同じ値になります。テンションラバーの人気モデルは概ね53HC~55HCになるので、使いやすさも期待大です。

では、試打に移りましょう。

粘着ラバーだけど、飛距離が出る。ミート打ちがエグかった

それでは、試打です。今回のラケットはアウターのカーボンを使います。

ラケット:ウルティメイトカーボン ラバー:ヘキサーピップスフォース 月ブルー

ラケット総重量180.3g

 

あえて月ブルーには意地悪な環境で使ってみます。テンション専用としてWRMさんから売り出されていた、ウルティメイトカーボンを粘着ラバーで使うという、過酷な環境です。

 

フォアバックの軽打

まずは、初打ち。カチンという高い音は鳴りますが、ボールはしっかりと飛んでいっています。音のわりに落ちるという感じはなく、打感も粘着ラバーにしては柔らかめです。フォア、バックともに軽い力で前に飛んでいきます。ラケットフェースはフラットの状態でも、粘着特有のポロりは少なく、回転をかけなくても前に飛んでいく感覚は、粘着ラバーとしては異例でしょう。

当てるだけ、もしくはフラットな打ち方でもボールは上に飛びながら飛距離を稼いでいくので、弧線も見えやすくなります。ペタペタとした打感は粘着ですが、飛び方は少し飛びの抑えられたテンションくらいの感じです。ロゼナあたりの飛び感に近いですね。VICTASのトリプルダブルエキストラでも、同様の飛び感を得ましたが、あちらは粘着のペタペタ感も少ないので、トリプルダブルエキストラの方がテンションよりの粘着、月ブルーの方が粘着らしい打感になります。

強打・スマッシュ&ドライブ

もちろん、粘着ラバー、しっかりと回転はかかります。ラバーを全体的に使って当てこすることもできますし、シートだけでチョリドライブするのも楽です。粒が小さく変形しやすいので、トップシートがボールによって引き攣れやすくなっており、スイングスピードが無くても回転はかかるし、ボールは飛びます。強めに当ててもラバーが負けることは少なく、ボールの飛びはかわりません。

ただ、従来の粘着ラバーのように、インパクトを強くすればするほど、手首でかければかけるほど、回転が強くなるという要素は少なめで、回転量のアッパー値は一般的なテンションラバーレベルとなります。沈むような粘着特有のドライブは、ちょっと出にくいかなという感じ。ただ、テンションユーザーでも粘着ユーザーでも、ドライブをかけるのに苦労はしないでしょう。テンションから粘着への初めての移行の際に使うと、抵抗感なく粘着ラバーに慣れていくのではないでしょうか。

 

そして、このラバーで驚いたのが、ミート打ちでのナックルのエグさです。私は前陣フォア表なので、バックは下回転のボール以外ドライブを使うことはほとんどありません。バック強打は専らミート打ちなので、粘着を使った時に、ポロっと落ちてしまうことが多いんですが、月ブルーは違いました。

しっかりと飛んでいくのはもちろん、そのボールが落ちる落ちる。ドの付くナックルです。硬めの飛ばないラバー(マークV皮付)や、薄めのラバー(アポロ超極薄)を使っても、ここまでひどいナックルは出ませんでした。パチンと気持ちよくラバーは鳴り響き、ボールは矢のように直線的に飛んでいきます。そのボールがナックルです。相手コートで止まる感じはありますが、気づいた時には時すでに遅し、返球されるボールはそのままネットへ直行です。

このクセ球が月ブルーの衝撃ポイントでした。今までのどの裏ソフトよりもナックルが出る。それも強打でナックルになる性質があり、打ち手側も意図しないナックルは、相手も気づくわけもなく・・・。

このラバーなら、両面粘着もありなのかなと。フォアはギャンギャンに回転をかけるドライブ、バックは弾いてナックルとなると、球質が違いすぎて、相手は面食らうでしょう。バック表ユーザーが使っても面白いラバーだと思います。もしかしたら、強打のナックルは表ソフトよりも出るかも。

台上・サービス

基本的に飛距離が出るラバーなので、従来の硬い粘着よりも、台上プレーはやりにくさを感じます。ただ、柔らかいテンションラバーのような、ツッツキのポワリなどはなく、回転をかけるにしても書けないにしても、安定してボールは収まる印象です。特筆してやりやすい台上技術もないですが、無難にこなしてくれるので、苦手ともいいにくいラバーですね。ある程度、しっかりとした台上プレーができるなら、文句は出にくいと思います。当てるだけ、間に合わず手だけ出た時は、テンションラバーと同様に浮きます。これは、仕方ないですね。

 

テンションラバーのように使える、本格粘着ラバー

 

粘着ラバーでも、力がないジュニアや女子でも使えるラバーなのではないでしょうか。飛び感はテンションに近く、筋力が無くても粘着ラバーとして使っていけます。トップ仕様の本格粘着というわけではないですが、それに近い感じはでているのではないかなと。「テンションよりの粘着、でも微粘着しかないよね、困った」という方や、バック面の粘着をやりたい方、表ソフトから裏御ソフトへの移行など、様々なシーンで活用できるラバーです。回転が凄い、ボールが重いという感じはないですが、自然に使える粘着ラバーになっています。

個人的には、これはこれでありかなと思います。特に前陣で張り付いて戦う選手にとっては、ミートがナックルになり、かつ表ソフトよりも安定して打てるので、好きなラバーです。もう少しシートの粒が太めでもいいかなと思いますが、そうすると使いやすさは下がると思うので。幅広いユーザーが、使って満足できる、打ちやすい粘着ラバーでした。

 

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