変化系表ソフトが使いやすく、効果が出やすいラケットを探せ!(Instagram連動企画)

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ラケット

卓球を始めて、長い間、フォア表ソフト・バック裏ソフトの異質ラケットを使ってきた私。

社会人になってからは、フォアに変化系表ソフト(変化表)を長く貼っていました。普通の表(回転系やスピード系)とも違う、粒高ラバーとも違う変化表のフィーリングは、ラケット選びに苦慮したのを思い出します。

先日、インスタグラムに、変化表ソフトのフィード投稿を行ったところ、反響が大きく、変化表に合わせるラケットの質問が多く来ました。

そこで今回は、アタック8の全スポンジ硬度を制覇し、フレンドシップ729-563などの変化表を多く使ってきた私が選ぶ、「変化表が使いやすくなるラケット」「変化表の特徴が生きるラケット」を紹介していきます。

 

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変化表を生かす殺すも、ユーザーとラケット次第

普通の表ソフトよりもナックルが出やすく変化が大きい、変化の多い粒高よりも攻撃しやすい、というなんとも贅沢(中途半端ともいう)なラバーが変化系表ソフトです。この特徴を全て生かそうと、いろんなことに手を出すと、大事故になるので、まずは自分の戦い方を整理するところから始めます。

ここでのスタンスは2種類です。表ソフト寄りをとるのか、粒高寄りをとるのか、その立ち位置をはっきりとさせましょう。

表ソフトに寄せる場合

基本的には、ミートとブロックを組み合わせながらも、ラケットをスイングしていく戦い方をするタイプです。変化表を使いながらも、しっかりとした攻撃を軸に組み立てていくタイプとなります。ナックルブロックよりも、ナックルスマッシュの発生を好み、こちらから打ったボールを相手がブロックして、強いナックルでブロックしたボールが落ちることで得点するタイプになるでしょう。

粒高に寄せる場合

対照的にこちらは守備タイプです。しっかりとした変化ブロックを中心にして、攻撃は反対面のラバーで行っていくタイプとなります。シェークバック粒のような戦い方がベースとなり、ナックルブロックや、ピッチの早いブロックでの振り回しによって得点していくタイプです。

 

 

どちらの立ち位置を取るのかを明確にしておかないと、変化表を使っても失敗することが多いです。どちらもできるから、どちらもやりたいと手を伸ばしすぎないことが、変化表を使い始めるうえで、重要なことになります。

ラケット選びも同様で、攻撃重視の場合には、少し弾きの良さも求められますが、守備重視では重さと大きさ、そして安定感が必要とされます。変化表ソフトを生かすも殺すも、ラケットと使い手次第ということです。

 

変化表を生かしやすいラケットの特徴

滑りが大きく、扱いにくいのが変化表の特徴です。まずは、ラバーが持ち合わせていない「安定感」をラケットで補う必要があるでしょう。

スピード系や回転系の表ソフトユーザーが好む、球離れの早い、飛ぶラケットでは、変化表の取り扱いは難しくなります。プレーできないことはないですが、高い技術レベルを求められるのは必至でしょう。

まず頭に入れておきたいラケットの特徴は4つです。

  • 板厚6.3mm以下(できれば6.0mm以下)の板薄ラケット
  • 合板構成は5枚~柔らかめの7枚
  • 純木材ラケットが〇、特殊素材を使う場合はインナーで(純木材は重量面に効いてきます)
  • 合板の中芯が厚すぎないもの(表面板が薄すぎないもの)均等合板に近いほうが使いやすい

以上に加えて、攻撃主体ではスイートスポットをしっかりと出したいので、ラケットブレードは小さめのもの、逆に守備主体ではブレードの大きめのものを選ぶといいでしょう。

 

変化表におすすめのラケットはこれだ

それでは、おすすめラケットをいくつか挙げていきます。攻撃中心(表ソフト寄り)、守備中心(粒高寄り)にカテゴライズしますので、自分の卓球に合わせたラケットをご覧ください。

攻撃中心(表ソフト寄り)タイプ

スティガ オールラウンドエボリューション

万能なラケットで、特に表ソフトユーザーからの支持も厚い5枚合板ラケットです。木材は柔らかく、しっかりとした球持ちが感じられます。弾いても、押し付けてもラケットが反応してくれるのは、様々な打ち方を試す変化表ユーザーにピッタリでしょう。もう少し弾みをプラスしたいという方は、特注のオールラウンドエボリューションCRがおすすめ。クリッパーウッドでもいいのですが、現行型は板厚が厚くなり、ちょっと使いにくくなりました。旧モデルの板薄のものであれば、クリッパーウッドがベストマッチなんですけどね。


ニッタク 剛力スーパードライブ

ちょっと特殊な6枚合板ラケット。剛力シリーズの中でもラケット重量も小さめです。ブロックから攻撃まで幅広くこなしながら、攻撃時には、板のしなりと柔らかさで、ボールを安定させてくれます。ブレードの大きさが、少々大きすぎるところが、攻撃のやりにくさにつながる面もあります。攻撃メインで考えていて、ラケット総重量が軽すぎるという悩みを持つユーザーにはピッタリのラケットでしょう。

ミズノ フォルティウスFT ver.D

硬めの打球感と、飛び感が欲しい、でも安定感もという方にはこちら。特殊素材入りでも重量を確保し、バランスの取れたラケットです。振りぬきやすさをプラスした、REという新作も出ているので、ブレードの大きさが、小さめが好きという方は、新作のREを選んでください。

 


 

守備中心(粒高寄り)タイプ

ニッタク 剛力

薄い板厚と硬めの板が、大きな変化を生み出す剛力。粒高ユーザーにはおなじみですが、変化表との相性もいいラケットです。コンパクトに振れるブレードサイズと、守備範囲の広さ、打球感は一級品ですね。

OSP タイニーダンサー01・02

私も長く愛用したラケットの一つです。リンバウッドだけで作られた01、ウォルナッドとリンバウッドの交互合板となる02と特色のあるラケットです。シェークバック粒専用と銘打っていますが、変化表でもいい仕事をします。厚めのスポンジを使う場合には01を、薄めのスポンジやOXでは02を使用するのがおすすめです。

VICTAS KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE

カットマン用ラケットですが、高い攻撃力も魅力のラケットです。安定感と破壊力をバランスよく備えたラケットで、ブロック、ミート打ちとがやりやすく、変化も大きな硬めの上板を使用します。大きめ、重めのラケットの中でも価格もこなれており、手に取りやすい一本ですね。


最後に、変化表の種類だけは覚えておくこと

見た目としては普通の表ソフトに近い変化表も多く、ラバーの知識がないと、用具だけで簡単に負けてしまう可能性があるのが、変化表です。普通の表ソフトと見間違ってしまったら最後、ナックルボールの応酬に、防戦一方となります。

マイナーなラバーだからこそ、使用者にとっては相手に脅威を与えられるラバーです。迎え撃つ側も、これが変化表だということだけは知っておく必要があるでしょう。

ナックルの強く出る、変化の大きな表ソフトの代表例をまとめておきます。

アームストロング:アタック8、フレンドシップ:729-563、三維:388C-1、ニッタク:エクスプレス、ニッタク:ピンプルスライド、ニッタク:ドナックル・スーパードナックル、ニッタク:ピンプルミニ、VICTAS:カールP2V、ヤサカ:オリジナルA2

などがメインでしょうか。これらのラバーを貼った相手と対戦する時には、ボールに注意を払いましょう。

 

インスタグラムでも、変化表についての投稿をしています。そちらも是非ご覧ください。

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コメント

  1. みの より:

    変化表をさがしてるとDr.ノイバウアによく当たりますが、ヨーロッパ系のラバーはこちらにおすすめされていません。
    ヨーロッパ系は駄目ですか?

    • 赤井 福 より:

      ヨーロッパ系がダメなわけではないです。ただノイバウアがメインになりますし、入手しにくい(基本は取り寄せ)というのは難点かと。いいラバーはヨーロッパにもたくさんあります。

  2. えぐ より:

    初めまして。質問があるのですが、オールラウンドエボリューションに729-563を貼りたいと思っています。自分はフォア表で、そこから転向したいと考えているのですが、スポンジの厚さは厚い方がいいのか薄い方がいいのか教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

    • 赤井 福 より:

      おそらく現在使われているラバーの厚さは、かなり厚いと思います。フォア表なら、表ソフトのプレー範囲も広くなると思うので、自ずと使いやすさ(返球のしやすさ)が大事になるかと。
      変化が大きいのはスポンジの薄いものになりますが、563をフォアに使い、薄いスポンジにしたら、単純なフォア打ちも難しいですよ。(打点が落ちたら全部ネットミス)
      フォアに使用するなら、ある程度厚さのあるスポンジを選ぶことをお勧めします。

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