名作ラケットの予感 TIBHAR ハイブリッドACインサイド 【卓球ラケットレビュー】

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ラケット

今春にエボリューションMX-Dを発表して、神ラバーとSNS上でも話題になるTIBHAR。日本市場での広がりが拡大している、今注目のメーカーです。

ティバーが、先日、日本で発売したのがハイブリッドACインサイド、インナーに柔軟なハイブリッドACを配置した、特殊素材ラケットとなっています。

元中国代表シャンクンの名がついたラケットとして、海外では既に販売されていたものですが、今回の日本版は、このシャンクンACとは仕様が変わりました。今回、いち早く入手したハイブリッドACインサイドを徹底的に解剖し、レビューしていきます。

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ハイブリッドACインサイド ラケットスペック

TIBHARのホームページに掲載されている、ラケットの情報は以下の通りです。

・ハイブリッドACインサイド

17,600円 OFFー
合板構成:5枚合板+2枚ハイブリッドAC
グリップ:FL ST 中国式
日本製

ちょっと、これだけではどんなラケットなのかわからないですよね。最も気になるのが、ラケットのサイズ感と重さ。この点について、実際に入手したラケットを測定したので、数値を記載します。数値は、すべて実測値であり、個体差は加味していません。実際に生産・販売されるラケットに関しては、重量やサイズに、多少の誤差があります。測定したのは、STグリップです。

  • ラケット総重量:88.6g
  • 板厚:6.0mm
  • ブレードサイズ:156mm×150mm
  • グリップ幅:28.03mm
  • グリップ厚さ:22.41mm
  • グリップ長さ:100.92mm

測定結果は、以下の写真からも確認できます。測定には電子秤と電子ノギスを使用しました。

ブレード表面には、ラケット名やメーカーロゴが印刷されています。グリップは黒と赤の2色で着色し、丸く細めのものを採用、握り心地は、少々ザラっとした感じです。側面を見ると特殊素材のハイブリッドACが黒く見ることができますね。グリップにはレンズは無く、金属調のラケットロゴとグリップエンドにティバーロゴがあります。

合板構成は太めの中芯があり、その上にハイブリッドAC、薄い合板2枚です。上板はかなり薄めに見えます。

玉突きをしてみると、コンコンと低めの音がなります。特殊素材ラケットにしては柔らかい音で、カキンカキンという音ではありません。

全体に丁寧なつくりですが、ブレードカット部分には、少々バリがありました。軽くヤスリをかければとれる程度です。板厚が実測で6.00mmというのには驚きました。おそらくこの厚さにはかなりこだわっているものと思われます。ハンドメイドラケットは別ですが、工場生産ラケットの多くは、板厚にもバラツキが目立ち、小数点以下第二位には必ずと言っていいほど数字が入っているのですが、ハイブリッドACインサイドには、寸分の狂いも見られません。他の個体を見ていないので、何とも言えませんが、こだわりを持って丁寧に作られたラケットということは、数字からも感じられます。

見た目とサイズ感での感想は、思ったよりも重いなと。シャンクンACよりもブレードサイズが小さくなっていて、かなりコンパクトなラケットになっているので、予想としては80~85g程度かなと考えていたのですが、実測88.6gというのは少々予想外。

使用していた旧式のクリッパーウッドWRB(実測88g)よりも軽いラケットを探していたので、この点は盲点でした。これが軽量個体なのか、それとも重量がある個体なのか、メーカー公表値がないのでわかりませんが、個人的には重めのものなのだと思いたいですね。

ラバーもラケットもTIBHARで統一

今回、ハイブリッドACインサイドに貼り付けるラバーは、エボリューションMX-D(1.9mm)とエボリューションMX-S(1.9mm)をチョイスしました。MX-Dについては、今までも使用しておりその性能の高さは実感済みです。バック面に関しては、正直、柔らかすぎなければなんでもいいのですが、どうせならとMX-Sを選択。

そうです。卓球YouTuberの「わった」さんと同じ仕様にしています。ラバーの厚さまではわかりませんが、使用ラバーはフォア面にMX-D、バック面にMX-Sで、ラケットはハイブリッドACインサイドを使用されています。

そもそも、このハイブリッドACを選んだ理由、わったさんが使っていたからなんです。フォア表ソフトから両面裏ソフトに変更し、ラケット選びに困っていた私。どうせなら、だれかと同じにしてしまおうと考えて、大好きなわったさんと同じにしました。私、赤井福の本名も、わったさんとおなじ「わたる」なので、何かのご縁かと。MX-Dを使用してからTIBHARのイメージも大きく変わったので、どっぷりとTIBHARに漬かることにしました。

さて、両面1.9mmのMX-DとMX-Sを貼り付けて、ラケット総重量を計ると「189.9g」でした。ラケットコートを塗布し、グルーは薄めに塗っています。TIBHARのサイドテープを装着し、最終的には191gとなりました。

今まで使っていたクリッパーウッド+MX-DとDNA(H)で187g、、、。ラケット軽量化するはずが、重くなってる?握った感じは、厚さが少し薄くなっていて、グリップも細めで握りやすいので、そこまで重さは感じませんが、実際に打ってみたらどうなるでしょうか。

ブレードサイズの小ささが生み出す、振り抜きの良さ

さて、実際に打ってみた感想をいくつか挙げていきます。

まず、特殊素材をほとんど感じない打球感に好感が持てます。これまでほとんど7枚合板ラケットを使用してきた私でも、打球感に違和感がなく、クリッパーウッドからの乗り換えでも問題なしです。欧州製の7枚合板ラケットに非常に近く、適度なしなりと柔らかな球持ちがあります。

打球時のグリップへの響きは少なめですが、全く感じないほどではありません。少し響くかな程度で、打球時の邪魔にもなりませんし、力加減もしやすいですね。

軽くミートすると、コンコンと乾いた音が鳴り、ドライブではパシンと気持ちい音が鳴っています。飛びすぎる感じはなく、しっかりと回転をかけられ、ボールも制御できるラケットです。前陣から中陣で、ミートとドライブを使い分ける選手は、気持ちよく使えるのではないでしょうか。飛距離を出そうとすれば、しっかりと出るので、下がってからの引き返しでも、無駄な力は必要ありません。

ドライブを振っていて感じるのは、振り抜きの良さです。明らかにクリッパーウッドよりも重いラケットが、軽くスイングできてしまいます。スイングスピードも上がっているようで、ドライブの回転量も大きく、ボールも重くなっています。シャンクンACよりもブレードサイズを小さくしたことで、ラケットの空気抵抗が明らかに小さいことが感じられました。特に横幅が短いことが、空気抵抗の小ささに影響していると思われます。

今まであまり考えたことが無かった、ラケットの空気抵抗ですが、ここまで大きく変わると、今後も無視できない感覚になりますね。板厚とブレードサイズにこだわった結果が、ここに出ていますね。ラケット重量が大きくなったものの、振りやすさは高まりスイングスピードも上がっているため、ボールの質も高くなります。中陣ドライブはもちろんですが、台上処理が最高に気持ちいいラケットですね。チキータはやりやすくなりましたし、ツッツキやストップの切れ味も増しています。思わぬ副産物でした。

最後に、個人的に気に入った部分が、ミートがやりやすくなった点です。ドライブ主戦が多い昨今、ラケットの開発もドライブマン中心で行われていますし、ドライブの感覚がよくなるように新製品が生まれているでしょう。その中で、ブレードサイズを小さくし、しなりを適度に抑えたことで、弾き系の技術が非常に気持ちよくできました。もともとフォア表ソフトの私、フォア面はドライブよりもスマッシュの方が感覚はあります。多くのラケットがボールを持ちすぎて上にボールが飛んでしまうので、山なりに飛んでしまうのに対し、ハイブリッドACは、強くミートした際には直線的にボールが飛びます。クリッパーウッドではオーバーだったスマッシュが、ハイブリッドACでは表ソフトの時に近い弾道で飛んでいくので、自分のイメージ通りにボールを飛ばすことができ、スマッシュの確率が高まりました。小さいラケットなので、スイートスポットが大きくなっているのも、ミートに向いている点ですね。

 

ブロックから攻撃まで、オールマイティに良いラケットです。ぶっ飛び系が好きな人には物足りないでしょうが、非常にバランスが取れた弾みと球持ちは、様々な打法で違和感を感じにくいラケットだと思います。20年前にクリッパーウッドを使い始めた時のような、名作ラケットに感じる気持ちよさを感じました。裏ソフトはもちろん、表ソフトを貼っても面白そうなラケットです。重量面をクリアできれば、この一本はおすすめできるラケットですね。

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