表ソフトを考える

卓球

私は中学生で卓球を始めて、半年後には表ソフトを使い始めました。ここまで20年表ソフトを使ってきて、いい面も悪い面も見てきましたが、フォア表ソフトを変える気持ちはありません。裏裏に憧れることもありましたが、表ソフトに助けられたことも沢山あります。女子では最近、伊藤美誠選手が、今までの表ソフトでは考えられないプレーを沢山しています。裏ソフトとは別世界の表ソフトについて考えていきます。

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男子の表が少ないが

女子選手では表ソフトの選手はそこそこいますが、男子選手になると、上位の選手はほとんど裏裏です。パワー、スピード、そして弧線を作れる裏ソフトは安定性と攻撃力をどちらも備えた万能ラバーであることは間違いありません。しかし、それは裏ソフトの機能をきちんと使えた場合です。回転をかけやすいと言うことは、回転の影響を受けやすいと言うことです。

卓球は回転のスポーツといっても過言ではないと思います。縦横斜め無回転と多種多様な回転があり、回転が残ったり増幅されたりと、回転には悩まされます。そこで、ボールとの接地面積の少ない表ソフトは効果を発揮するラバーです。相手のサービスの回転が読み切れなかったり、ドライブの回転が強すぎてブロックできないときに、表ソフトでレシーブする事で返球できる確率が上がります。私はフォア表ソフトですが、レシーブの際に反転したり、ラリー中に反転したりして、バックで表ソフトを使うことにより、レシーブを楽にすることができます。積極的に表ソフトでレシーブすることにより、相手のサービスの効果を打ち消すことも可能です。

中級レベルでよくあるのは、表ソフトと打ち慣れていないことです。大半が裏裏ですから、表ソフトと常に練習をできる環境は少ないと思います。ここで聞いてくるのがレシーブ、特にツッツキです。男子選手はショートサービスからツッツキをさせて3球目ドライブというのが定石で、この練習をよくやります。相手は裏ソフトでツッツキをするので、ここで表ソフトでのツッツキをすることにより、ドライブを吹かしてくれます。オーバーミスが増えるのです。実際これで勝った試合がいくつもあります。ダブルスのレシーブでも良く効きます。格上のペアにも効果抜群でした。低く深くツッツキをすることで、裏ソフトにない球質で惑わすことができます。攻撃に目が行きがちな表ソフトですが、守備的な技術が非常に有効ですし、覚えることが必要です。

回転、スピード、変化を使い分ける

表ソフトには回転系、スピード系、変化系の種類があります。最近では回転系とスピード系の両方の特徴を併せ持ったラバーが多いですが、何がしたいのかによって、選び方を変えていく必要があります。それぞれに粒の配列や密度、目の方向や粒の高さなどこだわりがありますので、色々な種類の表ソフトを打って、自分に合ったものを選んでほしいです。私の一例ですが、現在まで覚えている限りで使ったラバーを上げていくと、スペクトル、スピーディPO、スピンピップス、スペクトルスピードで一旦落ち着きました。その後、社会人になってからは、モリスト、アタック8、ビュートリー、コバルトOX、アタック8OX、アタック8で落ち着きました。私の場合は、攻撃力よりも台上と変化を求めるので、最終的にはアタック8の53度です。打てるし止まる、でも難しいラバーですが、引き出しは増えます。表ソフトの場合、難しいラバーであればあるほど、できる技術は多いと思います。誰にでも使えるものではないですが、メーカーがそこまでこだわって万人ウケを狙わずに作ったラバーは、極めればなんでもいけます。

アタック8 でスマッシュはもちろん、しっかり回転のかかったドライブも打てますし、いい表はコシのある縦目が多いと思います。表ソフトの良さを知ってもらうためにも縦目の表を使ってみてください。

万人ウケはしませんが、中級レベルから一つレベルを上げるときに、裏裏で壁にぶつかっているのなら表ソフトを試してみるのはありだと思います。一つの個性として、表ソフトがまた注目されるといいなと思っています。

コメント

  1. つばき より:

    表を考えるとやっぱりそれなりの回転、スピード、そしてナックルですね
    此れをどう捉えるかは人それぞれだと思います
    裏裏の様に戦法が決まりきってないですから
    可能性は追求する事が勝利の秘訣だと考えています
    今現在トータルバランスを考えてスペクトルノーマルに行きつきました
    スペクトルは本当に名品だと思います

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