産まないのか、産めないのかは大きな違い

※アフィリエイト広告を利用しています

不妊治療

連日のように報道されている麻生財務大臣の発言。あまり政治問題に言及したくはないけれど、新聞TVの報道はどこかずれている気がするので、せっかくの情報発信の場所なので書いておきます。

いかにも年寄りが悪いと言っている変なのがいっぱいいるけど、間違っている。子供を産まなかった方が問題だ

誰も高齢者が悪いなんて言ってないだろうに。誰でも時が過ぎれば高齢者だ。

多数決が民主主義の原則である以上、少子高齢化社会では多数派が高齢者となる。となると政治家が票集めに走るのは多数派のところ、政策も多数派中心のものになるので高齢者支援のものが多くなり、現役世代からは税の徴収ばかり。悪者とは言ってないが、贔屓されていることは事実であり、現役世代に悪い印象を与えているのは事実。

しかし、今回最も気になるのは「子供を産まなかった方が問題だ」という点

マスコミは「生き方の多様性を損なう」などと批評論評しているがそういうこと?全ての国民が自由に子供を産む、産まないの決定ができると思っているのだろうか?おそらくそうなんでしょうね。だから生き方の多様性なんていう明後日の方向に論点がズレる。産む、産まないを自分の意思で、どちらの選択肢もあって決めた人はいいですよ、自分の意思が反映されてるし、産まないって決めた後に周りから言われることも想定できてて、腹くくって言ってるんだから。そんな人たちは「あそこの夫婦、結婚して5年も経つのに子供いないのよ、作らないのかしら」と噂話となる。噂話も予定通りなので気にしない、これはダメージ少ないのでいいです。

問題は、このブログにも書いていますが、産みたいのに産めない人、体のこと、お金のこと、どっちも、でも子供欲しいから、人生投げ打ってでも子供授かるためになんでもすると懸命に治療している人のことを、政治家、マスコミはどの程度知っていますか?不妊治療で何万人もの人が、産みたいのに産めない事実を知っているのでしょうか?少なくとも、この人たちは、麻生さんのおっしゃる、産まなかった問題人となるのですか?

一人の子供を手術で入れるまで何十万の費用がかかり、一度きりでは終わらない、苦労の日々。普通の体ならば、産みたいです、産ませてください、何人でも育てます。我が子を見させてください。

マイノリティの人たちよりも、このような話題は不妊治療者から希望を剥ぎ取り、奈落の底へ落とす最悪の発言です。そこまでいうなら産ませてくれ。

公費で、腎臓からの血管結紮術や、TESE、その前の遺伝子検査、採卵、受精卵の作成、体内への移植、薬代、などなど、3回チャレンジしましたが、軽く300万は無くなっています。こんな検査もできないで悩んでる人も多いよね。

スタートラインに立つ資格が少しでもあるのであれば、公費で全額負担しませんか?それが少子高齢化の歯止めですよ。

同性婚、結構です。一緒独身、結構です。

でも私たちは結婚して子供が欲しい、でも産めない。これを一括りにするべきではない。不妊治療について、もっと突っ込んで議論すべきだ。

産む、産まないは自由。でも助けがないと産めない人には助けてあげたらいい。財務大臣、お金の使い道が間違ってますよ。みんな不妊を経験してないから、発想がわかないんだろうね。

不妊治療を書いている一つのブログとして、ここに、抗議の記事を載せます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました