30プリウスは、なぜ50プリウスに代替えしないのか

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クルマ

先日、50系プリウスがマイナーチェンジを受けたので、愛車の30系プリウスG’sの点検がてら、試乗してきました。車種はプリウスAグレードFF、タイヤサイズは195/65R15。冬期間は私のG’sも195-65/R15を履くので、タイヤの差はありません。

30ユーザーが、なぜ50プリウスに惹かれないのか、主観的な部分もありますが、述べていきたいと思います。

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30にあった近未来感が50で現実に戻される

これは外観デザインうんぬんではなく、内装デザインにあります。30系では、運転席と助手席の間に、シフトノブからセンターコンソールに至るまで、完全なる仕切りがありました。50ではインパネにシフトノブが移設され、近未来感が薄れてしまいました。不評だった白のコンソールボックスはやめたようですが、ドライバーズシートに座った時の、普通の車感がなんとも悲しい気持ちになってしまいます。スタートスイッチが右側になったのもいただけないですね。人間工学に基づけば、スイッチ類はまとめて全て左が基本です。同じトヨタ系でも、レクサスは左にスタートスイッチがあり統一されています。30までは左にあったのになぜ?と疑問です。

シートは、サイドサポートの張り出しはまずまずですが、座面長が短いです。太ももから支えないとペダル操作をしている足の疲れはモロに蓄積されます。シートバックが良かっただけに残念。

では試乗へ

TNGAは良いのだが、反応がわからない

まずG’sに乗るみなさんは、ハンドルが回りすぎることに注意しましょう。いつまでも切れていきます。G’sのステアリングギア比は、通常モデルと異なり、半回転から1回転少なく設計されています。そのため、ハンドルを切った量に対して、梶装置が大きく動きます。普通は、1回転分多いので、いつもだとロックのところからさらに回ります。これはかなりの違和感です。

噂のTNGAは静粛性と足回りのいなしは素晴らしく、乗りごごちはいいですね。ただしロードインフォメーションが少なく、乗っているのか乗らされているのか迷うところ。突き上げや、タイヤのグリップなど、怖くはないですが、限界がどこで来るのかわかりません。エンジンも静かになってCVTとのマッチングも高いので、従来の滑り感が少なくなったのはいいのですが、もう少し無理にでも回った方が高揚感は楽しめるかなと思います。トルクはモーターパワーアップと、EVモード航続範囲が増えたことで、街乗りはしやすいのですが、踏み込んだ時の、アクセル踏んでる感がなさすぎて面白くないです。タイヤは同じ15インチでも、自分のG’sの方が、多くの路面からの情報を得られます。

後部座席が狭くなった印象と、トランクが段差ありになってしまったのも問題点かも。荷物の積み下ろしは格段にしにくくなり、今までトランク床下にあった隠し扉もなくなり、床下収納はなくなりました。便利だったのに。

30型後期もそろそろ3回目の車検、我が家の愛車も11万キロを超えました。ノントラブルですが、どこまでもつのやら。ただし乗りたい車がないうちは代替えはできません。これでGRスポーツを作っても楽しいのかなというのが印象です。事なかれ主義の75点では他メーカーの個性光る車には勝てません。75点主義やめませんかトヨタさん。現時点では30が完成系です。

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