回転のかけられる粒高 SUPER KIM

卓球

スーパーキムをタイニーダンサーのバックに貼って2週間くらいが経過しました。結構慣れてきたので追加レビューです。

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Super KIMレビュー

超低反発の1.9mmのスポンジに、ニッタクのピンプルミニより少しだけ粒が高いシートが組み合わさり、ある程度のコシのある粒のスーパーキムは、今までの粒高の概念を完全に壊してしまいました。

打ちやすい粒高というのは、トリックマスターのような柔軟なシートの粒高のように、回転反転性能を持ち合わせて、極力弾まなくしながらも、柔軟なシートにより、ブロックもプッシュも、ラバーの力を使って打ちやすくしていたり

NEVAGIVA トリックマスター レビュー

打てる粒高として有名なTSPのカールPHのように、硬質かつ低めの粒で、ミート打ちをしやすくしたりと、各メーカーが工夫をしています

カールPHレビュー

これらの粒高は、相手の回転を殺したり、回転無視でパチンと引っ叩くことができるものですが、自分から回転をかけに行くことはとても難しいです。

よって相手に回転のかかったループドライブを打ってもらったり、切れたツッツキをもらうことで真価を発揮します。

対してスーパーキムは、ボールタッチの仕方で回転をかけることもナックルにすることもできる不思議ちゃんラバーです。

相手の強ドライブに対しては、ラケット面を合わせるだけで、あとは何もしない。すると強い回転を柔らかいスポンジとコシのあるシートがボールを包み、回転の無効化をします。そのためブロックの安定感が尋常じゃないです。低かろうと高かろうと、早かろうと遅かろうと、自分の形でボールに当ててさえ仕舞えば勝手にふわっとしたナックルが飛んでいきます。

上回転のロングボールに対しては、表ソフトで打つように、ラケット面をかぶせ過ぎず、台上で振っていくと、少し上回転のかかった、ロングボールの打ち合いができます。この時、相手は粒高といわなければ、裏ソフトと打ってる、もしくは回転系の表ソフトと打っているような感覚になります。ナックルや下回転を出したい場合は、粒高ラバーのカットブロックの要領で、上から下にラケットを落としてあげればナックルブロックやカットブロックもできます。スポンジが厚いので、飛び過ぎ注意です。オーバーミスはしやすくなるので、ある程度の技術は必要となります。

対下回転は、表ソフトのようにパチンと弾く打ち方が合っている気がします。一枚ラバーの粒高のように、乗せながらのプッシュになるとほぼオーバーです。下回転を使って打つというよりは、自分の打つ動力をしっかりボールに伝えてあげるのが大切です。コンパクトにパチンと弾ければ、低いボールも楽に打つことができます。また、ツッツキは秀逸で、裏ソフトのような角度でそのまま押し込めば入ります。この時回転はナックル状態で飛んでいきます。しっかりとボールを持って、粒を倒しながらラケットとの接地時間を長くすると、切れたツッツキも送ることができ、ナックルと切れたボールの打ち方の違いが少ないので、相手からの返球が甘くなります。

接地時間と粒のコントロールができれば、回転を自在に扱えるラバーなので、粒高のように相手の回転に依存することなく、自分から回転を作っていけます。

その上、相手の回転に対しては、非常に鈍感なので、影響を受けることはほとんどありません。少々やりにくかったのは、ナックルでのストップです。切ったストップは、しっかりラバーに接地させるので、滑ることが少ないのですが、置いてくるだけのストップとなると、相手の下回転に対して、高めの粒が倒れて回転をなくしてしまい、相手の回転からもらえるボールの推進力とがなくなってしまい、ボールが届かないことがしばしばありました。

上回転よりも、下回転を打つときに神経を使うラバーですので、従来の粒高のような、下回転を簡単にプッシュはできません。しかし慣れてこれば、フラット打ちやドライブなど、自分から仕掛けることがやりやすく、回転量の調整もしやすいので、スピード系表ソフトでもしっかりと回転をかけられる選手や、裏ソフトで下回転に苦労している選手で、バックはコンパクトにコースをついて振っていく方にはピシャリのラバーでしょう。

アタック8をもう少し粒高寄りにして、弾まなくしたものという感想が、自分の実感です。個人的にはアタック8を何年も使って、その難しさはわかっているので、それと比べれば、使いやすいラバーです。

ただし、簡単に使いこなせるものではないということも付け加えておきます。単に当てるだけ、返すだけでは、回転量も変化も中途半端で、攻撃マンからはカモにされます。変化表ユーザーの一つの選択肢として、この弾まない厚いラバーがあるのかもしれません。

様々な相手と打った中で感じるのは、究極の初見殺し、でも慣れるの早いよねという感じです。ラバーの変化だけでいけるのは最初の1ゲーム、そこからは自分の技量と引き出しの多さが試されます。従来の粒高ではありえないことを多くしていくことで、相手にとってもいやらしいプレーとなることでしょう。

スーパーキム、不思議なラバー過ぎて気に入りました。究極のオールラウンドラバーですから、自分も究極のオールラウンダーとなれるよう、練習していきます。

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