アタック8の魅力を改めて考える。バック粒とバック変化表の違いとは?【卓球用具レビュー】

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ラバー

膝を故障し、裏ソフトでのバックドライブができなくなった筆者。使用用具を大幅にチェンジし、シェークバック粒へ変わろうとしていたのですが。シェークバック粒、難しいです。
何が難しいって、バックハンドを振ってしまう。それも裏ソフトのミートの感覚で。ともすると、粒高でミートしては、ボールはネットへ直行、もしくははるかにオーバーです。長年やってきた裏ソフトの感覚が抜けきりません。とっさの判断の時に、感覚が裏ソフトの時に戻ってしまうのです。

粒高の場合、面を出して固定するのがセオリーですが、どうしてもヘッドが回って面が変わってしまう。特に下回転に対してのプッシュが難しい。スポンジ入りのファントムでも、難しいと感じる度合いは変わりませんでした。OXなんてもってのほかです。

そのため、表ソフトのようにヘッドを回してロングボールを打つことが多く、あまり粒高の良さを引き出せる打ち方ではないと気づきました。さらには、スポンジも薄いため、ボールが遅い、コースで振り回しても、追いつかれてしまうことが多かったのです。

そこで、考えたのが、バックを「止める・変化させる」ベースから「打ちやすい」ベースに変えることでした。ただし、止めた時の変化はある程度残っていてほしい。白羽の矢は、長年フォア面で愛用したアタック8でした。

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粒高っぽくもなるし、表っぽくもなる、アタック8

変化系表ソフトというジャンルの中に入りますが、もはやアタック8というラバーのカテゴリーが出来ているんじゃないかな、と思えるほどアタック8は有名です。粒でも表でもない、それがアタック8になります。
これが、アタック8の表面です。
こちらがファントム(粒高)
同じく変化系表のフレンドシップ729-563
回転系表ソフトの天王星

粒の表面を見てもらうとわかりますが、ファントムと同じくらいの粒直径ながら、アタック8は粒の密度が低いです。563や天王星のくらべても、密度は小さくなっています。

粒の高さは1.2㎜、そしてこの密度の低さが、不思議な変化を出しながら、ある程度の打ちやすさを確保してくれます。

相手の回転に対して、触る粒の個数が少ないので、回転の影響を大きく受けないのもいいところですね。

アタック8は縦目の表ソフトなのに対して、他の3枚は横目です。配列の違いから、密度の違いを出し、特殊なボールを生み出しているのが、アタック8なのです。

表ソフトでも、粒高でもない、この中途半端加減が、いい味を出してくれるんですね。
ただし、粒高よりは振っても打ちやすいけど、表ソフトよりは打ちにくくなります。
表ソフトよりは止めやすいですが、粒高ほど止まりません。

このラバーを使う時には、粒高や表ソフトそれぞれのラバーで「やらない技術」を上手くやるためのものとして使うことをお勧めします。

今回の私のように、粒高ではラケットをスイングして打ちにくいからアタック8
もしくは、表ソフトでは相手の球威を止めにくいからアタック8
という選択肢であればOKです。

ここに、粒のように止めて幻惑させながら、打つのも楽だろうなという超ポジティブシンキングで使用すると、その難しさに閉口します。

中途半端ということは、それなりのネガも発生するラバーだということを理解しておきましょう。

大きく振らない、そして止め切らない

アタック8を使う上での重要な心得です。

ラバーが良い意味で中途半端なので、プレーも少し中途半端なくらいにしておかないと、難しくなってきます。

福原愛さんのように、超速いバックスマッシュを打ちこむには、非常に高い技術力が必要です。正直、福原愛さんのようなボールは、アタック8で常人が出せるボールではないのです。

肝になるのは「しすぎない」こと

普通の表ソフトのように、ミートを強くしすぎない、ラケットを振りすぎない
普通の粒高のように、ブロックを止めすぎない、ボールを押しすぎない

これに限ります。

ロングボールに対しては、小さめのスイングで撫でるようなハーフボレーをします。弾く場合も100%の弾きではなく、60%程度の力に抑えること。

ブロックをする場合は、少しラケットを動かしてあげるほうが良いでしょう。カット性でもロング性でも、数センチブロックでラケットを動かせると、返球の精度は高くなります。

どちらかというと粒高よりなのかな?

アタック8を使う際に、粒高からの変更であればある程度すんなりと受け入れられるかもしれません。粒高よりは、面に対してシビアではないですし、強めのボールを打ち出すことも可能です。

表ソフトからアタック8に変更する際には要注意かと。
今までよりもフォームを小さくコンパクトにし、ボールの触り方も大きくかわるでしょう。

変化系表ソフトの中では、どちらかというと粒高よりのラバーなのでしょう。
表ソフトから変化系表ソフトに変えたい場合は、一旦フレンドシップ729-563を使ってみるのをお勧めします。

打ちやすいのに打ちにくい? フレンドシップ729 563【卓球用具レビュー】

 

今後、アタック8を使用した動画なども出しながら、シェーク両面表ソフトの戦い方や技術を出していこうと思います。

ちなみに、数ある種類のアタック8から、今回はM粒のスーパーアイバージョン43度、厚さは中を使用しています。

今後、どのように卓球が変わっていくか、自分でも楽しみです。コロナウィルスの影響で、対外試合も無い状態なので、しばらく、色々と試しながら、修行していきたいと思います。

フレンドシップ729-563省チーム用はこちらから
https://rubber.ocnk.net/product/3102



 

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