用具に関する性能報告書は「レビュー」から「インプレッション」に【大事なお話】

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卓球

これまで「ラバーレビュー」という言葉を使ってきましたが、今回から「インプレッション」と表現を変えていきます。大事な話なので、1記事にさせていただきます。これからも、「赤い服を着てでかけよう」を、卓球用具選びの一助として利用してくださる方は、目を通していただけると幸いです。

きっかけは違和感

レビューをしている人、今風にいうとレビュワーでしょうね。こういった紹介をされることも多かったのですが、自分の中では少々の違和感が。確かに用具をレビューしているのですが、私の場合、主幹より客観性を大事に表現しているつもりでした。

ですので、身近な方々は、私に「どういう用具が良いと思います?」って聞いてきます。「どの用具が良かったですか?」とは聞いてこないんです。これ、自分が発信したい方向性が、周囲に共有できていることを感じられて、嬉しい部分でもありました。

ただ、卓球界では、用具の事を語ることは、すべてが「レビュー」であって、他の表現がありません。このブログでも「卓球用品レビュー」というカテゴリーを作って、これまで紹介してきました。

レビューって、どうしても主観的なイメージが強くて。アマゾンなどが顕著ですが、レビューは「自分自身がその製品を使ってどう思ったか、どう感じたか」を書くところ。だから、後から使う他人の事って考えてないんです。使い心地、効果、効能、良さ、悪さはすべて自分の定規でしかない。よって、卓球用具のレビューを信じると、自分では全く違う感じになってしまい、用具の錯誤が生まれてしまうのではないかと。

もちろん、こうした読み物もアリです。自分のプレースタイルやレベルを公表して、このレベルの人はこう感じるラバー(ラケット)などと表現すれば、ある程度のイメージは付きますし。動画でのレビューなども、見方次第で生かすこともできるでしょう。レビューは、飛ぶ・弾むなどの基準が無くて、性能が抽象的に示されたものだと思うんです。

でも自分が書きたいものはそうではなくて、圧倒的に「客観性」の強いもの。評価の主軸があって、そこに対してどうなのか。誰が読んでも汎用性が高く、「こういう人には勧められる」「こういう人にはあんまりね」ということが一目瞭然にしたい。

幼少期から読み漁ってきた「自動車雑誌」が、たぶん自分の原点なんです。ここには、例えば乗用車であれば、フォルクスワーゲンのゴルフっていうクルマが世界の基準として存在し、ココに対してこのクルマはどうなのか、ってことが書かれていたんです。だから、その軸を理解している人は、そのクルマの完成度が、文章である程度想像ができる。機能性・性能を語るときにも、必ず「評価軸」が設定されているんですよね(誰にでもわかる軸です)。

これを、自動車雑誌の中では「インプレッション」と表記しています。(奇しくも、今その業界で仕事をすることが本業となっていますが)そこで、今後は「インプレッション」という言葉を「レビュー」の代わりに使っていきます。

ここで、一つ問題が。本来の言葉の意味は

  • レビュー=客観的な評価、論評
  • インプレッション=主観的な感想、印象

を指してしまうんですよ。私の意図するところと反対・・・。でも、もうすでに卓球界では「レビュー」が感想になってしまっているのも事実。

ということで、今後は「赤井福のインプレッション」=「赤井福の主観的な感想だけど、赤井福は客観的に評価軸を立てて論評します」ということをご理解ください。

これからも、個人的な使用感は最小限に抑えながら、「誰にとって」「どういう使い方が」良いのかを、真っ先に考えるのがこのブログです。これまでも、これからも、評価軸を大事に、ブレずにやっていきますので、どうぞお付き合いくださいませ。

追伸・・・。

最近ネットサーフィンをしていたら、2019年に書かれていた下川裕平さん(当時WRMのXiaさん)の記事を見つけました。

【Xia】やっぱり「何を言うか」より「誰が言うか」が大事な件 : 【Xia論法】卓球極意まるかじり【WRM】
コメントをいただきました。-----卓球シューズに関しての知識です。赤い服さんのブログのように、「こういう人にはクロスステップのようなシューズが向いてるよね」「クロスステップに違和感を感じるのはこのくらいのレベルのプレーヤーでしょう」といっ...

↑これです。冒頭にコメントの引用で、私の事が少し書かれています。

「赤い服さんのブログのように、「こういう人にはクロスステップのようなシューズが向いてるよね」「クロスステップに違和感を感じるのはこのくらいのレベルのプレーヤーでしょう」といった客観的レビューをされているのを見たことがありません。主観で「良い」「悪い」の二択ばかり。

ラケットやラバーの組み合わせは当たり前のように浸透していて、合板構成やラバーの断面を見て、「こういったプレーヤーに合うんじゃね?」とレビューする人はいても、シューズでも客観的評価出来る人を見たことがありません。」(上記リンクの記事から抜粋)

昨年末に、こうした意見を知ってから、用具レビューの在り方について、考えてきて、今回の記事作成に至りました。いろいろと悩みましたが、「差別化」という意味でも、レビュー以外の言葉を使うほうが伝わるのかなと。

こうしたコメントをしていただいた方の期待に応えられるように、今後も精進して参ります。

読んでいただいた感想などを、このブログでも、Twitterでもインスタでもいただけると嬉しいです。こういうことをやってほしい、これはどうなんだ?といった疑問質問・要望でも構いませんので、いろいろとご意見ください。

 

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