うつ病をイメージで対応するのは大間違い

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うつ病

みなさんは心療内科や精神科などにかかったことがあるでしょうか?あまり馴染みのない診療科ですが、結構色々な病院に設置されている診療科です。その中でも、これだけを専門にやっている病院は心のクリニックと呼ばれているところが多いですね。

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心療内科でしっかりと診てもらう

私も妻に「変だからちょっと見てもらいな」と言われて、お客さんで顔なじみのある先生に診てもらうことにしました。

そこで出てきたのは「うつ病」という診断です。メディアやドラマのイメージが強く、確信がよくわからないこの病気、簡単に言うと、人間の脳は絶えず色々なことを処理するためにエネルギーを使っています。几帳面や責任感の強い人、周りに気を使う人などはそのエネルギーを多く使い、エネルギー切れになるリスクが多くあります。

エネルギーが切れないように、休んだり、遊んだりしながらバランスを取っていくわけですが、このバランスが取れなくなってくるのが「うつ」です。

何をしているのかわからない、物事が系統立てて進まない、楽しい嬉しいの感情がない、感情のコントロールができないなど様々な症状が出ます。

この辺りは宮崎あおいさんと堺雅人さんの「ツレが鬱になりまして」を見てもらうといいと思います。

自分の中での対処もそうなのですが、あまりにも社会がうつについて無知すぎるのが私の嘆きです。

判断、思考はできないものと思え

うつ病にかかると、同じことを繰り返し行うことができなくなります。かといって変化を求められることもやりたくありません。自分がやろうかなと思ったことを自分のペースで行なっていく、ここに細かな判断や責任は必要ありません。やれることはやる、できないことは無理しない、コレが復帰するための方法です。

ここで重要なのが、思考能力と判断力が著しく落ちる点です。体は仕事を覚えていますが頭が働きません。すると周りは、何もできないやつというレッテルを貼り置いていきます。

先日、妻の会社で、労働形態に関する変更の通知が来ました。慣らし期間で、しっかり働けるかもわからないので、傷病手当金を使いながら徐々に仕事時間を戻していく、ただし従前業務に類する仕事は傷病手当金受給資格上できないというものです。何ができて何ができないが明確ではなく、一つ一つ確認しながら仕事をしておりました。

週4日、4時間の勤務から6時間まで伸ばすことができ、上手くいっていた時に突然、傷病手当金をなくしてみてはどうだという人事課の判断、コレは自由に仕事をさせるための第一歩なのですが、また毎日安定して出勤もできていない人に判断させる内容ではありません。

コレでカミさんはパニックになり、楽しくやっていた仕事に対して嫌悪感しか抱かなくなりました。

なぜこのタイミングで打ち切りを伝えてきたのか、疑問でなりません。それも直属の上司や産業医ではなく、人事課から。

コレでカミさんの仕事に対するモチベーションはゼロになりました。

みなさん、うつを持っている人と接する時、一番やってはいけないのは早い判断を求める状況を作ることと、今までのローテーションを崩すことです。脳の機能が落ちていて、それでなくても、自分がうつだと思い他人に気を使っているのに、正確な判断などできません。このような場合は、家族にワンクッション置くべきでしょう。

心の風邪とも言われるうつ病は表面的に分かりにくい病気です。無理しようと思えば隠せます。しかし、うつを隠さなくてもいい社会ができればどれだけ楽か、それをなくすためには正しい知識と対処を知らなければなりませんね。

珍しい病期ではないうつ病、上手くいっていても、ひょんな事で積み上げたものがゼロに崩れます。

うつといえど普通の人間です。体力も能力もあります。ただ一つやらせていけないのが気疲れです。コレに理解が薄い。

気疲れを感じない環境を作ることが、職場復帰の第一歩です。少なくとも病院という医療現場でも全く理解されていない「うつ病」、一般社会では怖くなります。出来るだけ気疲れさせないような対応をしてあげてください。それだけで十分ですから。

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