野球、サッカー、バスケ、テニス、バドミントンなど世の中には数多のスポーツがありますが、卓球ほど用具の性能や特性が変化に富んだスポーツはないでしょう。
回転、スピード、打ちやすさや返球のしやすさなど、用具によって様々です。卓球において、身体能力の高さよりも、自分に合った用具を使いこなして、頭を使って戦術を組む高さが高い方が、より高みへと上り詰められるはずです。
戦術や頭の使い方については、またの機会に記述したいと思います。
身体能力や運動神経などは持って生まれた才能ですし、先天性の部分が多いです。他のスポーツでは、走るのが速かったり、肩が強かったり、反射神経が良かったりした方が、トップになれる可能性が高いです。
ただし、こと卓球に関してはそう簡単にいかないというわけです。ここに用具と戦術が出てきます。
卓球の用具には、さまざまなカテゴリーがあります。
裏ソフト、表ソフト、粒高、一枚、アンチ
シェーク、ペン
こんなカテゴリーでしょうか?違いますよね。もっと細分化されます。
裏ソフトなら、硬いスピードの出るテンション系、柔らかくて回転の強いテンション系、高弾性、粘着、低弾性のコントロール系なとありますね。これにスポンジの厚さが効いてきます。
表ソフトなら、縦目、横目、スピード系、回転系、変化系、スポンジ硬め柔らかめ、厚さも千差万別です。
粒高にもコシがあるものないもの粒が高いもの低いもの、倒れるものそうじゃないものたくさんです。
その中で、以下に多くの用具に対する知識を持ち合わせて、相手に対していくかが非常に大切です。
あいてがドライブマンなのかカットマンなのか速攻でなのかブロックマンなのか、あるていど予測をつけることもできます。
これにラケットが加わります。大きさ、グリップ形状、ブレードの合板、特殊素材、驚くほどの種類があります。
はじめのうちはじぶんが打ちやすいと思うものが一番です。が、ある時、じぶんが打ちやすいイコール相手も返しやすいという矛盾に気づきます。ここ大事です。それでも身体能力でいかようにもできればいいのですが私のように運動神経ゼロの人間はここで考えます。
王道では勝てない、ニッチな世界で幻惑させないと。
そこでたどり着いたのが、フォアにアタック8 の中、硬度53というガチガチの面を貼り、打てるけどどナックルと揺れる球の嵐、バックは超極薄裏ソフトで、ブロックの鬼となり、レシーブミスを減らす。球は遅くなりテンションで打ち合うことの多い人たちは、粘着超極薄裏ソフトにとまどう。
自分としては使いにくいかもしれないけれど、相手にとってはもっと受けづらい、それが私の運動神経補完計画です。
王道だけでは卓球ではありません。この組み合わせしてる人達世界に一人だけだろうなというセットアップも楽しいですよ。
合う使いやすいラバーで簡単に負けるのと、自分でもどうだか使いこなせてないけど、なんとかしてみるかって言う用具では後者の方が嫌ですね。
身体能力の差は、用具で埋まります。コレが卓球です。その知識をたくさん持って、頭のいいプレーヤーになりましよう
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