卓球を教える、これはインストラクターと括られるのかもしれません。
スポーツドクターやスポーツインストラクターは、従来ある基本的な型に当てはめながら、万人を同じように指導していく、これでは指導者のコピー製品のオンパレードであり、万人にこれが通じるとは思えません。
例えば欧米人と日本人では、身長、手足の長さ、関節の可動域、体重の乗せ方や重心の位置、筋力やクセが千差万別です。そこに指導書のような、杓子定規な教え方をしても、みんなに合うことは少なく、どこかで違和感を持ちながらも、その指導を仰ぎ続け、同じクラブからは同じ形の選手が出来上がるのが通例です。
そこで、4スタンス理論や、人間工学、スポーツ医学を用いて、良いクセはそのままに、卓球フォームや打ち方、用具選びまでトータルに「最適化」を行い、より良い卓球ライフを送っていただくのが私の役目です。多くの用具レビューや、戦術解析、コーチングに警鐘を鳴らし、「みんな違ってみんな良い」これをモットーに活動しています。
例えば肩甲骨の可動域が広い人に腰を回して肩甲骨を使わない打ち方を教えても、それは矯正でしかありません。その逆もしかりです。
私の指導では必ず個々の体の作りを判定し、スイングの仕方や、ボールへの力の伝え方、スムーズな打ち方を様々な手法から算定し、矯正ではなく、最適化を行います。
過去の一例としては、
中学校2年生まで県大会常連校の13番手の選手を、最適化後1年半で、学内で3番手にしました。
裏ソフトラバーを使いこなせない子に、バック粒を持たせたところ、人が変わったように壁のようなブロックと強いフォアドライブを打てるようになりました。
小柄でドライブを打てない選手をフォア表に変更して、学校代表まで上り詰めました。
全ては最適化のなせる技です。重心位置や可動域を調べれば、自ずと体の使い方がわかり、上手く強くなるのです。小さな子ほど、理解するのが早く、体の使い方を覚えた子は、身体能力も飛躍的に向上します。
突然、丹羽孝希選手や水谷隼選手のような打ち方をしても無理ですし、そもそも、その打ち方を出来る人は、その人だけです。
それを個々にオリジナルに診断し、最適化するのがお仕事です。単なるインストラクターではありません。
中学生から卓球を初めて、小学生から始めている子に勝ちたい方、大人になってから卓球を始めた方、上手くなる近道は、指導書や指導者の矯正ではなく、自分に合った卓球を見つけることです。オプティマイザーが、ピッタリの体の使い方と用具の選び方をご提案します。
コメント
どんな提案をされるのか興味ありますね。
仙台で実際のオプティマイズをさせていただいています。ご本人の体を確認しなければ最適化は難しいですが、お悩み事があれば、できる範囲でブログでも回答させていただきます。
赤井 福 様
お世話になります。一番の悩みはショートのオーバーミスです。剛力Cを使用して気に言ってますがミスが減りません。
前に押さない様に右から左へ動かしたり最近は剛球に対して左から右へ振りぬく様に練習してます。
ラバーもテンションだと試合ではコントロールが難しく感じ昨日から802を使用してます。グリップ、打球点、台との距離に留意してます。よろしくお願いします。
追伸です。4スタンスタイプはB1です。
4スタンスについての記事を、今後載せていきます。ご参考になれば幸いです。