最近、ノギスと硬度計を購入しました。
ノギスはラケットの厚みを測るため、硬度計はラバーのトータル硬度を見てみたかったためです。
ここ最近で用具をゴチャゴチャと変えている中で、ラバーやラケットの種類はもちろん色々試したいんですけど、自分の欲しいところの特徴がわかってきたので、それを数値化するために必要でした。
ラケットでは合板枚数や特殊素材の有無、厚さや大きさが打感を決めるファクターになっていることはわかっているのですが、中でも板厚が結構重要な事がわかってきました。
枚数は7枚はマストで、できれば均等合板、材質は洋材がいいです。特殊素材は違和感しかないので、初めから使いません。
7枚合板の洋材で板厚を変えていくと、厚すぎると飛び出しが大きくてダメ、薄すぎてもしなりが出過ぎてダメ、その中間が欲しいということで、数値化せねばとたどり着き、板厚は5.5mm以上6.5mm未満、できれば6mm未満となりました。やはり最後は朽ちたクリッパーウッドの打感が欲しくなり、実際のラケットの厚みは6.3mmでした。この打感に一番近いのは、タイニーダンサーです。
ラバーもたくさん試しました。カタログ読み込んで一つ気づいたことは、スポンジの硬さは書いてあるけど、トップシートの硬さって書いてない。ボールはトップシートとスポンジの合わさったシートに当たるから、全体で硬さを見ていくほうが傾向がわかりやすいと思い、全体硬度を測定しました。測定方法は、温湿度一定の6点計測の平均値です。
家にあったラバーを片っ端から測定して、打ち込みました。裏ソフトはもちろん、表ソフトや粒高もあります。一番長く使っていて基準にもなっているのはマークV皮付きです。これより硬いと感じるものは、硬度計でも高い数値でしたし、印象がいいのはHCが52から55くらいまでですね。これを超えると、私のバックハンドには硬すぎます。
意外だったのは、スピンアートが思いのほか硬かった。打感はそこまでではないんですけど、スプリングスポンジのお陰で掴むから、硬さを感じにくいのでしょう。v15エキストラよりも柔らかく感じていたのですが、やはり粘着は硬い。
そしてリンバーは劇的に柔らかくなる、バランスが難しいです。
驚いたのは、表ソフトって柔らかいイメージがあったんですが、今のテンション表は皆硬い、ラクザもスペクトルも53って、裏ソフトとそんなに変わらない。昔からしなやか系ゴムのアームストロング、アタック8は群を抜いて柔らかかったです。
OXは単純にゴムの硬さを測ってます。ヘルキャット、と打てる粒のカールPHの硬さはほぼ互角でした。
そして衝撃のスーパーKIMは全体硬度もダントツの柔らかさ、この特殊スポンジとシートの柔らかさが、裏ソフトみたいな粒高を作っているんでしょうね。
少しずつデータベースは更新していきます。
ドイツ硬度、日本硬度とかややこしいので、上から触って硬いのか柔らかいのか、どのくらい違うのかを書いた一覧です。参考にしてください。
個人で持ってるラバーにも限界があるので、様々な方のラバーの全体硬度を調べてみたいです。ラケットに貼ったままでも測れます。
ラバーが固く感じるのは50くらいから上、30位になってしまうと、フニャフニャで反発してきません。
この結果をどう使っていこうか迷ってます。測って欲しいラバーなんかあれば、コメントください。
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