ニッタク 剛力 使用レビュー

卓球

卓球投稿第一弾は、Nittakuの最高級ラケット「剛力」のレビューです。

Nittakuのなかでは特注ラケット(限定受注生産品)に指定され、価格はなんと33,000円(税別)

ここまで高いラケットは卓球初めて20年超、使ったことがありませんでした。

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剛力の基本スペック

名称:剛力(ごうりき)
重量:100g(多少誤差あります)
板厚:4.9mm
合板:7枚
ブレードサイズ:160✕154mm
グリップ:100✕24mm

Nittakuでは攻撃用シェークハンドラケットに指定され、スピードはミッドスロー、打球感はソフトです。

このラケットは、王子サーブで有名な作馬六郎先生が監修されたラケットです。作馬先生は、小さな体で勝つためにはどうしたらいいかを常に考え、たくさんの日本代表選手を育てられています。

このラケットは、現代卓球において一番多い戦型である「シェーク裏裏」のためではなく、表ソフトや粒高、1枚ラバーを貼る選手のために作られたラケットです。

私は、シェーク裏裏で卓球をはじめましたが、1年後にはフォアに表ソフトを貼り、はや20年が経過しました。現在はシェーク異質(フォア1枚ラバー、バック裏ソフト)になっています。

弾みは変えられても初めから重いラケットは少ない

シェーク異質型の選手にとって、ラケットの選択は非常に難しいと思います。私ももう15本以上ラケットを変えてきています。異質を貼っている面のラバーに対して、大きく影響するのがラケットの弾みと硬さ、そして重量です。

弾みすぎても、弾まなすぎてもだめ。打球感は芯のあるソフト感が必要で、特にスポンジの薄いラバーもしくは1枚ラバーを使う場合、ラケットがしっかりとボールをキャッチしてくれる感覚が必要です。
また、異質型の選手のラケットはラバーが軽い分、総重量が軽くなりがちです。シェーク裏裏の選手だと180g~190gの重量は当たり前で200gを超える人もいます。対して、シェーク異質の場合、表ソフトの選手で170g~180g、1枚ラバーだと160g~170g程度です。ラケットは重ければ重いほど、打ったボールは重くなりますし、相手のボールに押されるという感覚も少なくなります。自分が扱える範囲で重いラケットを選ぶほうが、ボールの安定感は増していきます。

表ソフトと一枚ラバーでレビュー

さて、レビューは2種類

剛力+フォア:Nittakuビュートリー(中) バック:NittakuファスタークG1(厚)
剛力+フォア:Yasakaコバルト(大粒) バック:NittakuファスタークG1(厚)
比較ラケットはクリッパーウッドWRBとクリッパーCC

まず、表ソフトの打球感。クリッパー系列と比べると弾みは大人しめ、他の7枚合板と比べると手のひらに対してのインフォメーションは大きめです。しっかりと木で打っている感覚があり、ボールの飛び出しがワンテンポ遅い感じ、逆に、スイングに対してしっかりと飛んでいくので、フルスイングできるラケットになります。
どうしても表ソフトと特殊素材ラケットを合わせると、ラバーがボールを掴みきれずに落ちてしまったり、7枚合板ラケットでも弾みすぎが多く、スイングを調整する必要が出てきますが、剛力はフルスイングできます。

ブロック技術の安定感はピカイチで、面を立ててボールの飛んでくる軌道の後ろにラケットを置くだけ、あとは勝手にラケットがボールを掴んで飛ばしてくれます。重さもあるので相手のドライブに対してもラケットが押されること無く、

「何本でも止めますよ~」

という安心感があります。とにかくラバーのスリップが少ないです。
クリッパーウッドはボールを掴んでくれるけど飛びすぎ、クリッパーCCだと硬すぎて表ソフトで打ったときにボールが潰れてしまう(死んでしまう)感じになりますが、剛力はボールを優しく包み込んでくれる感じです。

スマッシュ・ドライブ技術はボールの初速こそ遅いものの終速との差が少ないので、伸びのあるボールがでます。また、相手にとっては重いボールが出るので、あまり力のない女性でも、一撃で抜ける、相手のブロックを飛ばすボールが出せるでしょう。

 

次に1枚ラバー(ヤサカ:コバルト)を打った感じです。やはりラケットの包容力は高く、スポンジのない1枚ラバーでもボールを持っている時間が長く安心感があります。また、総ウォールナットの打球感は気持ちよく、一般に使われるバルサ材などよりも硬い材質ですが、ラケットのしなりが大きく、ボールを掴んでから弾き飛ばすという快感ラケットです。

硬質なラケット素材はナックルボールも多く繰り出し、表ソフトのスマッシュ・ブロックではもちろん、1枚ラバーでスマッシュした際のナックルは鬼のような落ち方をします。

 

裏ソフトとの相性もまぁまぁで、しっかりと回転のかかるラケットだなと感じます。特にバックハンドのスイング中に、勝手にヘッドが回ってくれて、オートマチックハーフボレーの状態です。ブロックしたつもりでも、ヘッドが回ってくれるので回転がついて伸びのあるボールが出ていきます。小さなスイングでも、強くて重いボールが出るので、裏でつないで異質で決めるもよし、異質で乱して、裏で決めるも使いやすいですね。

まとめ

さすが、33,000円というだけあって穴はほとんど見当たりません。特に異質攻撃型の選手にはピッタリだと思います。泣き所はフレアグリップしかないところと、グリップが細めにできているところですかね。私自身は手の小さめな男性なのでいいんですけど、大きい手の男性が使うときはグリップテープなどで調整が必要かもしれません。逆を言えば小さな手で悩んでいる女性には最適のラケットです。

少々値は張りますが、異質ラバーを使っているなら試す価値アリです。いいものは長く使えますし。

他メーカーでは絶対ありえない仕様の異質専用ラケット、ぜひお試しあれ。

 

2019/5/26追記

剛力が発売されて、数年経ちますが、構造上の変更はないものの、ラケットサイズや重心の位置、グリップの形状など、マイナーアップデートが行われているようです。

発売当初に購入した初期型と発売から1年後に販売されたラケットを比べてみると、打球感が異なります。個体の差というよりもスイートスポットの広さが広くなった感じです。

その後、最新の個体と比較したところ、数ミリ単位ですが、グリップの長さが短くなり、ラケットがコンパクトになっています。切り返しの取り回しがよくなり、グリップを抜く技術(チキータなど)がやりやすくなっています。大手メーカーは、よくラケットを改良しますが、剛力はより高性能にアップデートされているようです。



 

 

コメント

  1. […] 知らなかったという人はニッタク 剛力 使用レビューをご覧ください。 […]

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