銀河 天王星を4か月使ってみたら色々なことが見えてきた【卓球ラバー】

卓球

昨年の12月から使用し始めた銀河の表ソフトラバー「天王星」URANUS(WRM特注)、週1回の本格練習と、コーチングの時に時々使用ということで、そろそろ劣化も見えてきました。そこで、張り替えのタイミングになったので、使用後の天王星はどんな感じになっているのか、新品状態では見えなかったところまで、解剖していきます。

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劣化が遅いのか?回転のかかりは今も健在

回転系表ソフトに分類される天王星、もちもちのスポンジで球持ちが良く、さらにしっかりとコシのあるトップシートは、回転のかかりも秀逸です。4か月経過した現在でも、しっかりと回転のかかるトップシートは、劣化をあまり感じさせません。表ソフトによく起こる粒切れの現象もなく、回転性能と球持ちだけを考えれば、まだまだ使えるのではないかと思うほど長持ちなラバーになっています。

シェークフォア表ソフトの私が、フォアハンドで強くミートを続けても、回転をかけてもへこたれないシートは、国内メーカーのものと比べても、品質が高いと感じられます。以前に使用していたアタック8や、スペクトルでは、2か月も経過すると粒の一部が根元から切れてしまい、交換せざるを得ない状況でしたが、天王星では同じ現象は起きませんでした。

表ソフトの交換時期の目安ともなる、粒の表面にあるポツポツもまだまだ残っています。使い込んでいくと、減ってきてツルツルの状態になることが多いですが、こちらもまだまだいけそうです。

交換の目安となるのは已打底の状況

ワールドラバーマーケットで取り扱っている天王星は、ブルースポンジの已打底です。これが、チャック時代に表ソフトを使用していたユーザーならわかる、カキンカキンという音と、弾みの良さ、そして球持ちを作り出しています。

使用してから1か月半から2か月程度が経過すると、ミート時の金属音は少なくなっていきました。このあたりが已打底効果の限界値なのかもしれません。他のラバーの已打底仕様も多く使用していますが、おおむね1か月から2か月程度で、効果は薄くなってくることがわかります。

気持ちの良い音は、鳴りを潜めましたが、それでもボールのスピードは少し落ちたくらいで、私にはあまり気になる部分ではありませんでした。逆に弾みが小さくなることで、細かな台上処理や、前陣での打点の早い打ち方は、安定感を増したようにも感じます。

已打底効果が小さくなってくると、同時にモチモチ感も少なくなります。ボールとの接地時間が段々と短くなり、ブロックのやりやすさは落ちてきますが、効果が少なくなるのと同時にナックルが出やすくなる状態にも変わりました。また、ドロップ系のブロックは、2か月を超えたころからやりやすくなり、強く打ち込む時には、しっかりとした回転系の攻撃ラバー、強いボールをいなす時には、少し変化表チックな打感に変わっていくのが面白いところです。元々アタック8やフレンドシップ729-563のような変化表ユーザーであったことから、この変化が発生しても打ちにくさは感じませんでした。逆に引き出しが増えたような感じになり、印象はいいです。もしかすると、已打底なしのこのスポンジで使ってみると、面白いことになるのかもしれません。その辺りは今後の実験で。

もう一回貼れるかな?でも無理かな?

已打底のラバーは一度はがしてしまうと、已打底の膜がはがれてしまい、同じ効果を持ったまま張り直しや張り替えが難しいのが難点です。以前に使用していたパラディンブルーでも、一度はがすと已打底膜が一緒にはがれてしまい、已打底効果は無くなりました。

今回の天王星、剥がしてしまえば、パラディンブルーなどと同じようになるかなと思っていたのですが、ちょっと意外な結果に。

わかりますか?端っこは膜がはがれてしまっているのですが、おおむね全体的に已打底の膜が残ったまま剥がすことができました。

こんな感じです。テカテカの部分にはまだ被膜が残っている状態です。スポンジ硬度との関係もあると思いますが、なんとかそのまま他のラケットに移植できなくはない状態です。

今回は、新しいラバーに張り替えますので、そのまま已打底の膜を外して、天王星を解剖してみましょう。

外し終わった膜がこちらです。被膜を剥いていてわかるのは、パラディンブルーなどと比べて、柔らかい已打底の膜だということです。パラディンブルーでは、本当に「膜」というかたちで、ラバーのカタチ通りに切れ目なく剥がせるのに対して、天王星の被膜は柔らかく途中でブツブツと切れていきます。

最近のグルーで行くとVICTASのVグルーの被膜を取るような感じ、昔の感覚がわかる方は、フェアチャックを1週間毎日練習の前に塗って、できた被膜をリムーバーを付けて落としているときのような柔らかさとベタベタ感です。

同じ銀河の裏ソフトラバーに使われている已打底と比べて、ちょっと違うものが塗ってあるのかなとも思ってしまいます。

已打底の被膜は、気を付けながら剥がすと、スポンジを傷つけることなく剥がすことができました。

天王星のスポンジ大公開

新品状態では已打底の下に隠れて、細かく見ることができなかったスポンジの細部を、今回の使用後の天王星で確認することができました。已打底の膜をはがした後のスポンジがこちらになります。

気泡多め、スポンジの密度としても粗目のスポンジです。拡大するとこちらになります。

普通のカメラの接写でもわかるくらいに気泡が見えます。スポンジの密度も小さいことがわかっていただけるでしょうか。ここまで気泡が多いと、空気を多く含むことができますし、スポンジ硬度以上に、柔らかさを感じることができるでしょう。独特のモチモチ打感はこのスポンジが生み出しているようです。

柔らかいスポンジの回転系表ソフト(例えば昔のスピンピップス21スポンジ)などでも、ここまで気泡が荒く大きなスポンジは見たことがありません。

スポンジ自体の硬度は、触ってみるとそこまで柔らかい訳ではないのですが、独特の柔軟性があり、しっかりと硬度を保って、強い球にも打ち負けない弾力を持ちながらも、粗目の気泡でボールを包み込み、長い球持ちを作り出しているのでしょう。

数多くの表ソフトを使ってきましたが、このようなセットアップをされていてる表ソフトラバーには初めて出会いました。このスポンジに耐久性の良いトップシート、そして已打底が、最高のパフォーマンスを作り出す組み合わせになっているのでしょう。超最高の性能のラバーは、劣化して性能が落ち込んでも、最高レベルでおさまってくれる、使い物にならないくらいにパフォーマンスが落ちないのも天王星の魅力です。

まとめ

使いこんでみてわかる天王星の良さを改めて感じることができました。新品状態でのパフォーマンスの高さはもちろんですが、長く使っていてもあまりパフォーマンスが落ちたように感じないのは、毎日練習しない社会人層や一般層にも嬉しいラバーなのではないでしょうか。まだまだ奥の深そうな天王星、今度は已打底なしの状態で貼り付けて、使ってみようと思います。新たな発見があるかもしれません。

 

天王星 ワールドラバーマーケット 商品ページ

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