ついにきた MD‐TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)

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不妊治療

精索静脈瘤手術から3ヶ月後、ついに精巣から直接精子を取り出す手術(TESE)をする日が決まりました。採取は手術を行った左精巣から行います。精索静脈瘤手術を行ったので、何もしていない右側よりも、精子がある確率が高いという判断の元でした。

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TESEをできるという喜び

ここまできてやっとスタートラインに立った気持ちです。今まではマイナス方向のものをゼロに戻す作業でしたが、ここから、もし精子があれば、先に採っておいた妻の卵子とくっつけて顕微授精させ、受精卵を移植することができます。

さて、手術ですが、こちらも精索静脈瘤手術と同様に日帰りです。入院の必要はなく、手術時間も1時間から2時間ほどで完了します。

手順は、睾丸を切開し、顕微鏡で確認、精子があれば採取します。この量は顕微授精1回分の精子の量ではなく、取れるだけ取ります。残ったものは凍結保存し、次回以降に使えるようにします。

この、凍結保存技術は素晴らしいです。

男性不妊が発覚し、いろいろと調べていたとき、ダイヤモンド☆ユカイさんの「タネナシ」という本に出会いました。ユカイさんも精液検査で精子ゼロを言い渡され、玉袋を切っている方です。当時は人工授精を行うたびに切開していたようで、ユカイさんは2度、この手術を受けられています。

今の時代に生まれて本当に良かったと思います。アレを2回は相当きついです。

手術は結構あっけなく

私が受けた際は、手術台に乗せられ両手両足を拘束されました。完全に磔にされた人のよう。まぁ立ってではなく寝てですけど。

ここから陰嚢に麻酔を打ちます。

もし、これを読んでいる男性の方々、想像しただけで恐怖におののき縮み上がる思いだと思います。

激痛どころの騒ぎではありません。両手両足を拘束される意味がわかります。麻酔を1本2本と打っていくと段々と感覚はなくなりますが、あの1本目の恐怖は形容しがたいものがあります。野球ボールが股間に当たる100倍痛いです。

先生はサクサクと手術を勧めていき、私がバイタルを採ってくれている看護師さんと話をしている間に目的地に到達したようです。ものの30分ほどでしょうか。

「おぉ、あったぞ」

この言葉を聞いて安堵しました。採取された精子を培養室へ運ぶ培養士さん。看護師さんが気を利かせて、手術を待っている妻にも知らせてくれてようでした。妻は泣いて喜んでくれたそうです。

合計試験管6本分の精子を採取し、手術はエンド。縫合が終わるまでで合計1時間半ほどです。精索静脈瘤手術を経験していたので、結構アッという間に終わったイメージでした。

生きた精子は、当日のうちに妻の卵子と顕微授精を行い、その結果をまた待つこととなりました。

とりあえずダイヤモンド☆ユカイさん的な「タネナシ」ではなかった自分安心したのと、ここまでの道のりを付き添ってくれた妻に感謝です。

ここからは、受精卵と妻の体が資本。私が体を張ってやることはやりましたので、最大限のサポートに徹したいと思います。

次回、受精卵の結果から移植までを書いていきます。

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