うつになって初期の頃

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うつ病

うつ病になり、会社を休むようになってからは、とにかく動けない日々が続きました。疲れる、何もやる気が起きない、疲れるから寝たい、けど眠れない、限界がきて数時間寝る、また起きる、だるくなる、という状態をループします。外出する事もなく、家の中に閉じこもり、刺激という刺激を全て避ける状態でした。

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刺激を少なく、アップダウンをしないように

テレビはもちろん、ラジオも、音楽も、スマホも見ることが出来ず、耳に入る音も嫌で、何もない部屋で、ただただ天井を見ながら時間が過ぎるのを待ちました。病院からはセロトニンを増やす薬と、睡眠導入剤と睡眠薬を処方され、食べられないにしろ、強制的に4時間から5時間ほど寝る生活を続けるよう指示されました。それからはとにかく刺激を避けて、寝る生活です。ひたすらに眠りました。

あまり食べなかったので、体重はあっという間に10キロほど落ちましたが、元々太り気味だったのが幸いし、無駄な分がそぎ落とされた形です。これが痩せ気味だったら、耐えるだけの体力はなかったかもしれません。

ふとした時に、興味が沸いてくる

寝たい時に寝て、起きてぼーっとする生活を続けていると、ある日突然、何かがしたくなります。私は本を読むことと、意味のない動画を見たくなりました。昔やっていたファミコンやスーファミのゲーム実況動画や、延々とメダルゲームの映像が流れる動画を見るようになりました。

文鳥のことが好きになり始めたのもこの時期だったと思います。ユーチューブで鳴き声や水浴びの動画を見ていました。何の意味もないものが、まったく頭を使う必要がなく、楽な時間の潰し方を見つけたなと思いました。

ここまで来るのに時間が過ぎるのが非常に長く感じました。まだまだ元の生活とはいきませんが、少しずつ外部刺激に慣れてきて、ひと段階、階段を登った気がしました。

焦りは禁物です。いらないものは全て排除して、真っさらになることが治療の第一歩となります。

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