ミズノ フォルティウスFT ver.D 試打

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ラケット

人生初のミズノラケットを試打します。

今はラバーやラケットにまで幅を広げてきたミズノですが、まだまだウェアやシューズだけのイメージが拭いきれません。

今回のフォルティウスFT ver.D

7枚合板の特殊素材系ですが、木材の良さを残したラケットとのこと。片面にキョウヒョウターボオレンジ、もう一方にはファスタークG1を貼って試打します。

このラケット、大島祐哉選手も使っていたようですね。元々のフォルティウスはヒノキ合板のラケットで素直なオールラウンダーのようですが、こやつはいかに!

重心は個体差もありますが、グリップ寄りです。ラケット自体の重さは90g前後と重めの仕様ですが、振っていて重さはそこまで感じません。

ただ、普段から剛力を振っている私なので、普通に考えると重い部類のラケットですね。

重さの分、ボールにスピードは出ます。打感はしなやかというよりは硬いです。7枚合板の中でも硬めの打感で、クリッパーccとかに近いです。ただ、特殊素材の硬さではなく、木材の硬さなので悪い感じはしません。

板厚は6.8mmと普通、よほどしなるラケットではないので、ある程度のパワーとスイングスピードが必要でしょう。テンション系の裏ソフトの中でも、硬めのラバーと合わせると良さそうです。

粘着ラバーとの相性は上々です。ラバーを信じてスイングしていくと、スイングスピードがのったところでラケットがボールを持ってくれます。スピードとスピンの効いたいいボールがいきますね。

打った感じは万人ウケしそうなラケットではないですが、粘着や異質で効果を発揮しそうなラケットです。特殊素材を入れている割には、弾みが抑えられていて、木の弾力をしっかり感じながら打てますし、重量がある分、ブロックで飛ばされることも少ないです。

おそらくパワー男子が裏裏で使うことが想定されていますが、結構な技量が必要なのはいうまでもありません。

それよりは表ソフトユーザーや、薄めのラバーを使うブロックマンなどにいいラケットだと思います。球持ちがよく、硬めの打感は表ソフトとの相性はいいですし、ラケット重量が軽くなりがちなシェーク異質には、重量のあるラケットの方が利用価値があります。

バージョンDはドライブのDのような気がしますが、ドライブよりもブロックやスマッシュに適してます。バージョンBにした方がいいかもしれません(笑)

剛力のように硬くて重いけど飛ばないラケットではダメな方、硬くて重くて飛ぶラケットがこのラケットです。グリップ寄りの重心は反転技術もやりやすいので、まさに異質向き。

試しにスペクトルブルーを貼ってみましたが、気持ちよくフォアスマッシュできました。こいつはいいです。

是非表ソフトユーザーの方、また一枚ラバーと裏ソフトの異質型にもおススメです。

ミズノラケット、まだまだ良品がありそうです。


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