ミズノ Q5 レビュー

卓球

ミズノの新製品、Q5を試打しましたのでレビューしていきます。

Q5のスポンジ硬度は47.5度で、他のQシリーズ同様、スポンジは紫です。トップシートは薄めの色使いで、テナジーやディグニクスと比べると発色は少なめです。

スポンジ面に対するトップシートの粒間隔は、今までのQシリーズよりもかなり詰まった印象で、指で押した感じでは、かなり硬く感じます。

ラケットはフォルティウスFT、純木材の7枚合板です。

まずボールに触ってわかるのは、「とても硬い」「弾みがいい」という点です。軽く触ってボールが飛んでいく間隔は、テナジーやディグニクスと近いのですが、ボールを包み込んで離すという感覚が少なく、コントロールはしにくい印象でした。

ディグニクスの方が、ボールの力がスポンジに伝わって返っていく、自然な打球感なのに対して、インナーカーボンラケットで打っているような、カンカンと飛んでいってしまう感じです。

あえて回転をかけないようなフラットに打っていくと、ボールは伸びず、ラバー自体がオートマチックに回転をかける要素は少ないです。粘着ラバーのような滑る感じはないのですが、安定感には欠けます。

ドライブを打ってみると、表情は一変します。回転量が多く、ボールが伸びる、そして速いです。安定的な弧線は小さく、やや直線的に飛ぶものの、多少スイングが遅れても、トップシートがボールを粘り強く持って前に飛ばしてくれるので、ラケットを振り切れればボールは相手コートに届いてしまう状態。逆にスイングを躊躇すると、ラバーに対するボールの噛み込みが小さく、すぐに放してしまうので、オーバーミスが多くなります。回転をかけて打ってナンボのラバーです。

台上処理は、チキータや切ったツッツキは相手に刺さるように飛んでいきます。少々回転を読み間違えても、自分の回転をしっかりかければレシーブできるので、速い小さなスイングで、ブツッと切れるプレイヤーにはいいでしょう。

ここでも躊躇すると、相手の回転をもろに受けて、ボールはあらぬ方向へ飛んでいきます。ストップや体勢が崩れた状態での入れるだけのレシーブはやりにくく、弾みも大きいので、レシーブには難ありです。

ブロックはやりやすそうなラバーでしたが、角度合わせが難しいです。少しカウンター気味にラケットを動かしてあげると、安定します。

対ディグニクスというよりは、Q5という独自の世界観を持ったラバーで、万人受けはしないかなと感じます。前陣で速い攻撃をする選手よりも、中陣からドカンとドライブをかけていく選手の方が使い勝手は良さそうです。

VICTASのv15エキストラに似た感じのじゃじゃ馬なラバーですが、v15よりは回転量のMaxは大きく、スピードも高いです。ただし、コンパクトなスイングで、フラットに叩ける選手はQ5よりもv15の方が球持ちがいいので使いやすいのではないでしょうか。

力のある中上級者向けのラバーで、貼るならフォア一択です。バック表ソフトの選手が使うと、回転差が大きくなり、よりバック表ソフトの利点が出るかもしれません。

ディグニクスのように安定感を残しつつ、少しパワーもというよりは、威力に特化したラバー、それがミズノQ5です。


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