Nexxus EL Proはどれを選べばいい? 4種類を徹底使用して比較しました。【卓球ラバー】

卓球

ドイツラバーの新星として登場したGEWOから販売されているNexxus ELシリーズを、各硬度それぞれを使ってみてわかったことが様々あります。今回は、総まとめとして、ネクサスELシリーズはどう選べばいいのか、自分のプレースタイルには、どの硬度がしっくりくるのかを考える時間にしていきます。テナジー、V15、ファスタークなど、テンション裏ソフトラバーの名品は多いですが、このネクサスELシリーズが名品となる日も近いはずで。

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個別のラバーレビューはこちらから

NexxusEL Pro50レビュー

しなやかな硬さと抜群の攻撃力 GEWO NEXXUS EL Pro53 レビュー【卓球ラバー】

安定感と弾き心地のよさ抜群 GEWO NEXXUS EL PRO43 【卓球ラバーレビュー】

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ラバーの重さ&硬さ比較

Nexxus ELシリーズには、硬い方から53度、50度、48度、43度、38度と5種類のスポンジ硬度が用意されています。38度については、普段私が使わない硬度であることと、使用ユーザーが少ないことが予想されるので、今回は割愛し、53度から43度の間の4枚で比較検証していきます。

まずは、カット後重量からです。サイズは157×150の一般的な攻撃ラケットの大きさに切られています。

重さの比較


Nexxus EL Pro53 49.4g
Nexxus EL Pro50 48.1g
Nexxus EL Pro48 49.0g
Nexxus EL Pro43 45.4g

という結果でした。個体差もあるので、参考程度にしてください。Pro43だけは、他と比べると飛びぬけて軽いラバーです。他に3枚、Pro43が手元にありますが、軒並み45g程度、もしくはそれを少し切ってくるくらいの重量でした。

重量的に大きな変化が少ないのが、53度から48度の硬質な部類です。ラケットに貼っていても、重さの違いはあまり感じられず、打球をしなければ、硬度が分からないくらいです。多少なりとも1gずつ程度、硬度が下がるにつれて少なくなるはずですが、今回当たったPro48に関しては、ちょっと厚めの、重めの個体なのだと思います。誤差の範疇で、Pro48がPro53と同程度の重さにもなるし、軽くもなる、重量面だけで見ると、48度以上は、大差ないという結論です。

ちなみに、今回のラバーは、すべて赤の2.1㎜で検証しています。

硬さの比較

硬度計を使って、ラバーの全体硬度も比較してみました。結果は次のとおりです。

Nexxus EL Pro53 55HC
Nexxus EL Pro50 54HC
Nexxus EL Pro48 50HC
Nexxus EL Pro43 46HC

同一のトップシートを使用しているので、順当に柔らかくなっています。

HCという硬度の基準は、あまり使用するものではないので、他メーカーのラバーの数値もいくつか挙げておきます。

Nexxus EL Pro53 55HCに近いのは、ティバー:エボリューションMXS 55HC、VICTAS:V15エキストラ 55HC、SWORD:パラディンブルー 55HCです。

Nexxus EL Pro50 54HCに近いのは、ドニック:ブルーファイアJP01ターボ 54HC、ニッタク:ファスタークG1 53HC、ヤサカ:マークV(皮付) 52.5HCです。

Nexxus EL Pro48 50HCに近いのは、VICTAS:VS402リンバー 50HC、バタフライ:ブライスハイスピード 50HC、ティバー:アウラスプライム 50HC、ミズノ;Q4 50.5HCです。

Nexxus EL Pro43 46HCに近いのは、ヤサカ:マークV 48HCです。

この硬度測定は、トップシートとスポンジを合わせたラバー全体の硬度を計ったものです。一般的に、卓球のラバーの柔らかさは、スポンジ硬度だけでしか表記されませんが、トップシートの質感や硬さ、柔軟性はもちろん各ラバーそれぞれにことなります。ボールが当たって、ラバーが作用するのも、トップシートとスポンジの合わせ技で、ボールが飛んでいくので、全体硬度を知っておくと、単純なスポンジ硬度の比較よりも、より似たラバーを探し出すことができます。

Nexxus ELシリーズの各ラバーに近いと考えられるラバーがわかっていただけたかと思います。自分が好む硬度も少しずつ見えてきたのではないでしょうか。

各ラバーを解説

Nexxus EL Pro53

ナイジェリアのアルナ選手が使用するのが、このPro53です。シリーズの中では最も硬いスポンジを搭載しています。

53度というと、かなり硬質なイメージを持ちますが、柔軟でコシのあるトップシートのおかげで、異常にスポンジが硬いという打感ではありません。

しっかりと当たれば、ミートもブロックもドライブも、強いボールが飛んでいき、その初速はシリーズ随一です。最も攻撃的なラバーになります。

難点としては、パワーのあるボールが出る分、緩く薄く触ってしまった時に、ボールが落ちる感じがあります。硬質なスポンジを搭載するラバーではよくある現象です。

パワー系のフォアドライブで押していくタイプ、前陣でもカウンタープレーを力で押していくタイプにおすすめです。

Nexxus EL Pro50

バックに使える硬めのラバーとして優秀なのがPro50です。WRMでも「左利き選手のバック」におすすめとしていますが、もちろん右利きでも、前陣でブロックで振り回す戦術が容易に取れます。

Pro53よりも、弱当たりした時のボールの落ちは少なく、初速の速いブロックが繰り出されます。ワンコースブロックをしていると、相手がどんどんと詰まっていく、高速ブロックが自然に出るラバーです。

とはいっても、決してぶっ飛び系のラバーではなく、テンションラバーの中ではコントロールがしやすいラバーで、相手のボールの威力を上手く使える一枚になっています。強いボールが来れば来るほど、しっかりと受け止めて、倍返しする、自然にカウンター攻撃が生まれていくラバーです。

シェークバック面で、ブロックを軸に戦う選手、フォアバックともに前陣で、コンパクトなスイングで戦う選手におすすめです。

Nexxus EL Pro48

とりあえず、Nexxus EL Proのベンチマークとなるのが、Pro48です。Pro50と比べると、スピードが速いわけではないですし、Pro43よりは硬めで食い込ませにくいのですが、高い次元でバランスのとれたラバーになっています。

どれを選ぶか困ったら、まずはPro48をしようしてみると、Nexxus EL Proシリーズがどのようなラバーかを感じ取ることができるでしょう。前陣、中陣、後陣、どこからでも隙のないラバーで、プレースキルの高い選手であれば、「ラバーをしっかりと使いこなしている」「ラバーにプレーを邪魔されない」という安心感にもつながります。

技量があれば、しっかりとそれに応えてくれる、プレーヤー主体のバランスラバーです。

Nexxus EL Pro43

テナジーや、ファスタークG1、V15 エキストラなどのハイパフォーマンスラバーでは、ボールの制御ができない、でもハイスペックテンションを使ってみたいという方には、Pro43がおすすめです。

ロゼナやファクティブシリーズ、V01などの、最上位グレードから一つ落ちた中間グレードのラバーよりも、回転量、スピードなどは高くなっています。

柔らかいスポンジが、プレーを楽にしてくれて、しっかりかかる、弾ける性能に加えて、ボールを自分のものにして、台へのおさまりが非常に良いラバーです。

上位硬度の3種類よりは、スピードボールやパワーボールが出ませんが、使っているプレーヤーは安心して、そしてしっかり打てなかった時でも、ある程度のボールがしっかりと入ってくれる、使いやすいラバーです。

女子選手のフォアラバーや、男子選手のミートを主体としたバックラバーに最適です。

まとめ

Nexxus EL Proシリーズ、正直な感想は、どれも「良い」よねです。

質の高いトップシートが、シリーズの性能を下支えし、プレーヤーのニーズに合わせてスポンジ硬度を多彩にラインナップするNexxus EL Proシリーズは、知名度が高くなれば、爆発的に広がりそうな良質ラバーです。

トータルバランスに優れ、プレーヤー主導で無理をさせないラバーは、性能競争が過激化するラバー市場では希少な存在ともいえるかもしれません。

Nexxus EL Proシリーズで「ラバーに打たされる」のではなく、「ラバーで打っている」「ラバーを使いこなしている」感覚を持ってみてはいかがでしょうか。

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