縦目横目どっちもOK 自在に使えるヘキサーピップスフォース【卓球ラバーレビュー】

※アフィリエイト広告を利用しています

ラバー

表ソフトの縦目と横目、表ソフトユーザーだと結構気になるところですよね。このラバーの打感は好きなんだけど、縦目だから使いにくいとか、横目の表ソフトラバーが多い中で、縦目好きが用具の選択肢を狭められるなんてこともあります。そんな縦横関係が難しい表ソフトで、縦目と横目どちらでも使える画期的な表ソフトがあるのをご存知でしょうか?今回は、画期的な表ソフトであるandro(アンドロ)のHexer Pips Force(ヘキサーピップスフォース)をレビューしていきます。

 

スポンサーリンク

L字のモールドが不思議な魅力を放つ

ラバー自体を90度回転させることで、縦目にも横目にもなるアンドロのヘキサーピップスシリーズ、その中でも最も硬質で攻撃的なラバーがヘキサーピップスフォースです。

40mmボール、そしてプラスチックボールと変わり、表ソフトの市場でもスピード感や球離れの早さやナックルよりも、球持ちや回転のかけやすさが求められるようになっています。時代の流れに従って、縦目の表ソフトよりも横目の表ソフトの方が種類が増えていき、筆者のような縦目好きは肩身が狭く、狭い範囲でしか主戦用具を試せない状態にもなっています。

特にTSPのスペクトルのような、粒がほどほどの大きさで台形、縦に配列されたラバーを見つけ出すのは至難の業で、縦目でもモリストSPのように目が詰まったモノが多いんですよね。スペクトルの有の打感が良いんだけど、もう少しプラボールに寄せてほしいなとか、テンション入れて弾んで欲しいなと言った時に、次に使うラバーが見つからない迷子状態に陥るわけです。

そこで、今回、縦でも横でも使えるヘキサーピップスに目を付けました。一度は使ってみたいと思っていた表ソフトですが、やはり横目の使用者が多く、縦目の使用感はわからずじまい、これではダメだと思い、今回主戦ラケットのフォア面(表ソフト)を変えようくらいの意気込みで、ヘキサーピップスフォースを注文しました。

注文したのはヘキサーピップスフォースの赤、厚さは1.9mmです。左上に0/90の表記がありますね。これが回転しても使えるラバーの証です。

パッケージを開けると、反り返ったラバーが出現。グルー世代にはおなじみの反り方ですね。少し懐しさも感じます。写真は横目の状態で撮影しています。

縦目で撮るとこうなります。ラバーの印象ががらりとかわりますよね。モールドはL字につけられていますので、貼り方によって縦目と横目を選べるラバーになっています。

粒自体はさほど大きくないですが、目は細かく詰まっている印象です。粒形状は根元が太くなっている台形をしています。

根元だけを見ると粒が結構隣り合っている印象でしたが、粒先は小さくなっているので、実際にボールに設置する面積はそれほど多くなさそうです。回転もかかりながら、しっかりとナックルも出しやすそうなトップシートになっていますね。

スポンジは若干のクリーム色が入った白、スポンジ自体の目は細かく、スポンジ硬度も40度となっていますので、表ソフトとしては少し硬めの印象ですね。

厚さ1.9mmでカット前のラバー重量は57.4gです。

157mm×150mmのラケットに貼り付けて、カット後の重量は36.8gでした。モリストSPと比べると少し重いかなくらいの数値です。一般的なテンション表ソフトの平均値くらいの重量でしょう。特別重い、軽いというものではありませんでした。

 

トップシートとスポンジを含めたラバー全体の硬度は47.5HCです。以下に代表的な表ソフトの全体硬度を並べていきます

 

ヘキサーピップスフォース(アンドロ) 1.9mm 47.5HC
スペクトル(TSP) 厚 45.0HC
スペクトルレッド(TSP) 厚 40.0HC
スペクトルブルー(TSP) 厚 53.0HC
VO102(VICTAS) 2.0mm 51.0HC
天王星(銀河) 2.0mm 47.5HC
ラグザPO(ヤサカ) 厚 51.0HC

スポンジ硬度は高めですが、トップシートは柔軟なものをつかっているのでしょう。ふわっと柔らかな天王星と同じ全体硬度でした。
チャック時代の表ソフトユーザー必見 銀河・天王星レビュー【卓球用具レビュー】

VOシリーズやモリストあたりだと50HCを超えてくるので、中上級者用の表ソフトとしては、少し柔らかめなのかもしれません。

 

カキンと音が気持ちいい、縦目で使えばナックルもスピードも良い!

それでは試打に移ります。今回の使用ラケットとラバーは次の通りです。

ラケット:タイニーダンサー01改(OSP)157×150へブレードカットしたもの。7枚合板
ラバー:ヘキサーピップスフォース(アンドロ)1.9mm、ラクザX(ヤサカ)厚

自分のメインラケットに貼って打っていきます。ヘキサーピップスフォースは縦目で使用です。ラケット総重量は188gとなりました。

フォアバックの軽打

軽く打ったところから、カキーンと気持ちいい音が鳴ってくれました。ボールは直線的に飛び、球離れは少し早めです。トップシートの弾力があり、軽打の状態ではスポンジまで食い込まずとも、ボールはしっかりと飛んでいきます。縦目の表ソフトで気になるスリップも起こりにくく、粒一つ一つがボールに噛みついている感じ、打っていて安心感があります。

スペクトルと比べると、直線弾道やボールの早さ、球離れの早さがマイルドで、かつ滑らないのが好印象。縦目で使っていても、横目のような安心感があるラバーになっています。

強打(スマッシュ、ドライブ)

フォア表ソフトの生命線であるスマッシュは、気持ちいの一言です。音はもちろんですが、ラケットまでギリギリ響かずに、スポンジまでしっかり食いこんで飛んでいくボールは、スピード感満載。ラケットの芯を食った時には「パチン」と高い音が鳴ってくれるので、自分がスイートを外しているのかどうかもわかりやすいです。

強くインパクトしても、ラバーが負けずに、テンションスポンジまででボールを止めてくれるので、ボールが生きたまま相手コートに突き刺さるのも見ていて気持ちいい光景です。弾みの良い柔らかい表ソフトで起こるのが、ラケットまでボールが突き刺さってしまい、ラバーが負けてしまう状態です。バック表では、本当の上級者しか強いインパクトを出すことは無いですが、フォア表の場合インパクトに対するラバーの強さが無いと、ラバーの弾力を生かし切れず、ボールがラケットに底付きしてしまい、ボールが死んでしまうことがよくあります。(木だけで打っているような状態)そのため、硬めのラバーやラバーを厚くするなどして、底付きしないようにするのですが、今度はラバーが硬くなりすぎた分だけ滑ります。

この辺りの塩梅が、フォア表のハードヒッターには難しいところです。前陣だけで軽やかにミートしながら、ラバーからボールを早く離せる人は良いんですが、ガッチリラケットを振って当て込む筆者のような打ち方だと、気持ち良くスマッシュとはいかなくなるんです。

その点、ヘキサーピップスフォースは、WRMの天王星のようなフワモチ感のあるスポンジでボールを包み込んでくれるため、当たり負けしていません。かつ柔軟なトップシートのゴムで、ドライブをかけるのも難しくないラバーでした。

このラバーを生かすには、強いインパクト、これが必要です。柔らかく軽い打感のユーザーになると、ラバーの良さが出にくくなるでしょう。強くガッチリ叩くことができれば、スピードがのりながら、ナックル系のスマッシュも出やすくなります。(縦目使用時)ラバーの表面だけでチョリッとかけるドライブよりも、しっかり当てるドライブの方が綺麗に飛んでいきます。逆を言うと、横回転のボールを相手コートで変化させるための薄いチョリドラはちょっとやりにくさが出てきます。

女子選手よりも前陣から中陣で、攻撃的にスマッシュをしていく男子選手に使ってほしいラバーですね。

台上・サービス

切るツッツキ、フリック、流しなどの長いレシーブはとてもやりやすいラバーです。縦目使用でも回転はしっかりとかかり、タッチの変化によってナックル系、回転系のレシーブを自在に使うことができます。ストップも切って送ることができますよ。

サービスの切れ具合は表ソフトとしてはまずまずですが、主に表ソフトでサービスを出す方は、横目で使ったほうが良いと思います。筆者の場合はサービスの際に裏ソフト面を使い、サービス後に反転するので、あまり表ソフトにサーブの切りやすさは求めませんが、ペン表ソフトなどで裏ソフトでのサービスを基本としない場合には、圧倒的に切りやすい横目使用の方がいいですね。

唯一難しかったのは、横上回転のショートサービスをストップする技術です。ボールを飛ばさないで、回転方向に対していなしながらレシーブする際に、トップシートの弾みの良さが、短いレシーブを難しくします。当てるだけで勢いを逃がすのではなく、少し回転をかけてあげることで、ボールが安定するラバーですね。

ツッツキも切れてしまうので、表ソフト特有のナックルツッツキを使いたいという方にはあまり向きません。ただ、技量によってはナックルを意図的に出せます。使い手によってメリハリがしっかりと出るラバーになっています。「押す」「切る」「殺す」」というボールタッチができる人ならば、ラバーの良さをしっかりと出したレシーブができるでしょう。

個人的に気に入ったのはフォアフリックです。ボールの上昇期をとると、トップシートもボールを持ち上げるのを手伝ってくれて、今までよりも低くて深く速いフリックが出来ています。

 

まとめ

 

ラバー全体的な感想としては、ある程度表ソフトを使いこなしているユーザー向けと言えるでしょう。初めての表ソフトには向きません。また、ボールを強いインパクトで弾く必要があるので、攻撃中心かつ、スイングスピードがしっかり出せる中級者以上がターゲットです。

ラバー自体はとても柔らかく感じ、スポンジ硬度、全体硬度よりも柔らかいのではないかなと思うほどです。パチンパチンと飛んでいき、手に響く感じではないので、変化ブロックなどを主に戦う選手にはやりにくさが出てくるかもしれません。当たっているとか打っている感覚が少ないので。

スピード感は文句なしの一級品、チャック時代のスペクトルを思い出しました。

しばらくは本職ラバーとして、フォア側で使っていこうと思えるラバーでした。縦目で正統派なスピードラバーは少ないので、ペン表ソフト、シェークフォア表でスマッシュ連打をしていくタイプに手に取ってほしい一品です。

シェークバック表の場合には、横目使用の方が気持ち良いのではないでしょうか。

 

赤井福 Instagram始めました

ブラウザーをアップデートしてください

サクッと読める卓球の技術や知識、考え方を発信しています。

ブログでは紹介していない、ココだけの情報もありますので、

是非、フォローお願いします。

 

Twitterも更新中

x.com

ブログの更新状況はもちろん、ちょっとしたつぶやきから

ラバーやラケット試打のリクエストも受け付けていますので

チェックしてみてくださいね。

 


 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました