アルミテープチューンで静電気をコントロールする【卓球コラム】

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卓球

昨年9月にツイートした話、丸々4か月検証してみて分かったことをご紹介していきます。

まず、ツイートはコレ

実験の方法は、同じラケットを2本用意して、アイテムがある場合と無い場合で効果を比較しました。個人のプラシーボ効果も考えられるので、実験の内容は明らかにせず、様々な方に打ち比べてもらい、感想をもらっています。また、用具による差異を無くすため、数人に協力いただきながら、このアイテムを3カ月程度付けたままプレーをしてもらいました。

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アルミテープチューニングって何?

このブログを見ていただいている方に、どれだけ自動車へ精通した人がいるかわかりませんので、アルミテープチューニングが何かというところから話をしていきます。もう知っているよっていう方は、この章を吹っ飛ばしてもらって構いません。

「クルマにアルミ製のテープを貼るだけで、クルマの性能が高くなったように感じる」

にわかには信じがたい話ですが、あなたのクルマにもアルミテープがついているかもしれません。この技術は、日本が誇る大企業「トヨタ自動車」が特許申請しているものです。最近のトヨタ車には、バンパーの内側などに、アルミテープが貼られています。

アルミテープのを貼り付けた後の効果は様々で、燃費が良くなった、クルマが静かに走るようになった、エンジンの吹け上がりが鋭くなった、ハンドル操作がしやすくなったなど、プラスに働く部分が多いのです。

詳しく知りたい方は「トヨタ アルミテープ」で検索すると、いろいろな情報が出てきます。私自身も、今回の卓球でのアルミテープチューニングを行う前に、愛車へアルミテープチューニングを行いました。感覚としては、クルマがシャキっとした感じ。もう9年、15万キロ乗ったクルマですが、テープ貼り付け後からは、少し若返った感じがしました。

アルミテープチューニングの効果は、簡単に言うと「静電気」をコントロールしているということです。静電気が溜まっているところにアルミテープを貼り、流れをスムーズにすることで、あらゆるものの「引っ掛かり」が無くなるということ。たまった静電気を流すことで、空気をスムーズに流すこともできるようです。

ここで私は一つの仮説を立てました。

卓球の「ラバー」にも静電気が発生してホコリが付着しますよね。ボールにも静電気がありますし、私たちの体にも静電気は溜まっています。こうした静電気を上手く流してあげることで、卓球のプレーに何か違いは出ないものかというものです。

ラケットにアルミテープを貼ってみた

まず、初めに注意をしておきますね。ここから先は、個々人の感想や主観が強く出てきます。個人の感想なので、他の人が同じように感じられるという保証は一切ありません。通販番組とかでよく出る「効果は個人により異なります」という感じです。当たるも八卦当たらぬも八卦くらいの気持ちで見ていただけると幸いですし、「こんなの嘘だー」って攻撃したくなる人は、ここでページから離れていただいた方がいいです。悪しからず。

さて、本題に戻りましょう。

今回使用するのは「導電性アルミテープ」というものです。アルミテープにも種類があり、水回りの修理などに使うテープもアルミテープなのですが、これは導電性、つまり電気を通す力がものすごく小さいものです。これでは、クルマに対してのアルミテープチューニングも効果を発揮しないことはわかっています。

私が使用したのはこちら


テープといえば3M製が安心。導電性も高く、幅が様々選べるのでこちらをチョイス。テープ幅はいろいろなラケットに貼り付けできるように5mmを選びました。

これをサイドテープのように、ラケットへ貼っていきます。 一周させて切り取りました。テープ自体の重さは約2gです。

このままではキラキラが目障りですし、粘着力もそこまで高くないので、上からサイドテープを貼り付けていきます。安全対策のため、必ずアルミテープ幅以上のサイドテープを貼ってくださいね。

こんな感じで、上からサイドテープを貼り付けました。アルミテープ自体は厚みもほとんどなく、中に貼り付けても、ラケットサイドがデコボコする様子はありません。

これで施工は完了です。実際の変化は次の章でまとめていきます。

アルミテープの効果やいかに

打感変化はサイドテープと同様

まずはサイドテープを装着した時と同様に、打球感に変化があります。ブレードサイズが同じラケットを使っても、サイドテープだけを付けた時と、アルミテープとサイドテープの両方を付けた場合では、違いが出ました。

両方を付けているほうが、ラケット重量が増えるため、打感はまろやかになります。重量分布が変わるため、スイートスポットを大きくする効果と、球持ちを長くする効果が出ました。この辺りは、普通にサイドテープを貼った場合と同じですね。

重量を増やすアイテムとしてメジャーなのはパワーテープですが、局所的に貼るパワーテープとは違い、アルミテープでは大きな重心の変化が起きないため、元のラケットの操作感や打球感を残したまま2gの重量増が可能です。ラケットを重くしたいが、パワーテープは大きく変わってしまうので避けているという方は、アルミテープを利用して見てはいかがでしょうか。

ホコリの量はアルミテープで減った

使用していて見た目の変化としては、裏ソフトラバー表面に付着するホコリの数が少なくなったのを感じました。自宅で、同じ時間、同じ部屋の中に置いておいた2本のラケットを比べると、アルミテープを貼っていない方のラケットへ付着するホコリの量が多くなりました。アルミテープの装着で、少なからず、溜まっている静電気の量が減っているのを、ホコリの量で感じることができます。

重さは増えるが、ラケットは軽くなった感覚

テープを貼っているので、物体としての質量は増えていますが、アルミテープを付けたラケットの方が、スイングしていると軽く感じます。ラケットヘッドが素直に回る感じがあり、操作しやすくなった印象を受けました。

同じラケットを、他の人に打ち比べてもらっても、アルミテープ有の方が軽く感じるという人が多く、協力いただいた方がいつも使用するラケットへ、アルミテープを貼らせていただいて打っていただいたところ、この時も「ラケットが軽くなった」「振りやすくなった」という感想をいただくことが多かったです。(ちなみに、ラケットにアルミテープを貼ったは伝えていません。)

手元の操作感がリニアになる

ボールが当たった瞬間の、ラケットの振動や変化を感じ取りやすくなるのもアルミテープの効果だと思います。俗にいう球持ちが良くなったという状態に近いかと。回転をかける・弾くの感覚がつかみやすくなり、ラケットのスイートスポットが感じ取りやすくなった気がします。

特に自然と回転量が増えているのは、振り抜きやすさと手元の感覚の向上があるかと思います。

 

重量増以外は、大きなデメリットは感じなかったアルミテープの効果ですが、メリットもプラシーボと言われれば、そうかもしれないなと思うくらいのところなので、明確におすすめとは言いにくい部分もありますが、興味のある方は実践してみてください。

ちなみに、アルミテープをシューズの中敷きの裏に貼っても、少なからず違いを感じられます。体に溜まった静電気を外に流すという効果は、新型車でも車のシートに採用されている技術です。アルミテープはまだまだ、わからないことが多いですが、いろいろなところへ、いろいろな条件で貼り付けながら、今後も様子を見ていきます。

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コメント

  1. ニモ より:

    アルミテープは効果を望むなら密閉しないほうが良いと思いますが、どうなんでしょうか。

    • 赤井 福 より:

      サイドテープの仕様に関しては、「光を反射するものは使用してはならない」という規定があるため、アルミテープをそのまま表面に出しプレーすることはできません。そのため、効果の変化は分かりませんが、実質的にアルミテープを使用する場合、他のサイドテープで被覆する必要が出てきます。

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