最強卓球シューズは一体どれか?初のアシックスシューズ「アタックドミネートFF2(ATTACK DOMINATE FF 2)をインプレッション!【卓球シューズレビュー】

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卓球

これまで様々なシューズについて書いてきました。卓球シューズはもちろんですが、他競技のシューズを卓球で使用するとどうなるのか、卓球で使用するシューズについては、かなり深く掘り下げきたつもりです。

直近で使用していたNEWシューズのロイヤルフェニックス3は、ソールが壊れてしまい、新しいシューズが必要となりました。いろいろなシューズを履いてみるのもいいなと考えながらも、譲れないのは「赤い」という点。

しかし、赤いシューズはなかなか見つからず、やっと巡り合ったのが今回インプレッションするアシックスのアタックドミネートFF2です。

中学生の頃、バタフライのシューズを履いており、アシックス製という面では初めてではありませんが、以降は基本的にミズノ党だった私。アシックスブランドのシューズを使用するのは、かなり久々となります。

アタックドミネートFF2の詳細な部分から、これまでこだわってきた「正しく立てるか」など、機能性以上の部分を、しっかりお伝えしていこうと思います。

また、シューズに関してご覧いただきたい過去記事を文末へ置いておきます。興味のある方は、覗いていってください。

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アシックスのスピードスター!アタックドミネートFF2

今回選んだのはクラシックレッド/ピュアシルバーです。赤の面積が大きく、どこから見ても赤い靴とわかるのが良いですね。こういう赤シューズ、かなり減ってきました。各メーカーさん、赤い靴作ってください。

サイズ展開は22.5㎝~28㎝まで。参考までに、サイズは26.5㎝をチョイスです。ミズノでは27㎝を選ぶことが多いのですが、足入れしてみると、アタックドミネートFF2に関しては、少し大きく感じました。ミズノから乗り換える場合には、0.5㎝落としてみてもいいかもしれません。(シューズは通販で買うことはおススメしません。必ず現品に足を入れて、サイズを合わせてください。)

メーカーサイトには、

「スピードを持ち味にする選手のために設計された卓球シューズのフラッグシップモデルです。FLYTEFOAMを採用したミッドソールで軽量性とクッション性を追求し、プレー中の足への負担を軽減します。アッパーにはメッシュを重ねる構造を採用し、ソフトながらもしっかりと足にフィットし、素早いステップ時にも足にフィットすることでスピーディーなプレーをサポートします。アウターソールにはN.C.ラバーと中心部から放射状に伸びた意匠を採用し、さまざまなプレーでのグリップ性を追求しています。」

とあり、アタックドミネートFFシリーズは丹羽孝希選手が使用していることでもおなじみですね。

ミズノシューズと比較しての特徴では、アッパー素材をはじめ、シューズ外側に合成繊維を多く使用していること(ミズノは人工皮革が多く使用されている場合が多い)。そのためシューズの「布感」が強いです。

フワッと包まれているのがミズノ、アシックスはしっかりと布地にくるまっているという表現が適切かと。足の動きに対して、どんな形になっても上手く変形し、追従してくる感じを受けます。

気になる総重量はどの程度?

ミズノでは、26㎝片方の質量を掲載しているのですが、アシックスには質量表記はありません。例えば、ウェーブドライブNEO2は265g、ウェーブメダルSP4は280gとなっています。シューズの重さが結構重要になる卓球競技では、こうした目安の重さ表記は、非常に役立ちます。(ちなみにミズノは他競技のシューズでも質量を掲載しているので、卓球シューズとバレーボールシューズ、バドミントンシューズなどの比較も容易)

それでは、アタックドミネートFF2の重さはどのくらいなのでしょうか。これまで私が履いてきたミズノシューズの実測値とともに、比較していきます。

(なお、インソールは全て純正のモノではなく、ヨネックスのウェーブインソールを使用しています。したがって、純正インソールの状態よりも重くなっている場合がありますのでご了承ください。)

  • アタックドミネートFF2(26.5㎝)255.9g
  • ロイヤルフェニックス2(27.0㎝)239.8g (メーカー公表250g)
  • ウェーブメダルBOA(27.0㎝)285.2g (メーカー公表は26㎝で295g)

ミズノがメーカー公表のサイズより大きいのに、公表値よりも1㎝大きいシューズで測定した実測値の方が軽いという・・・。結構使用した後なので、ソールの削れなどはあると思いますが、それでも10g以上軽くなるか?という疑問は一時置いておきます。

ソールの薄い俊足系のシューズは、大体250g前後で作られることが多く、アタックドミネートFF2もこの部類のシューズになりますので、重さとしては平均的かと。腰や膝に負担の少ないフワ・モチ系のシューズだと260gを超えるものも出てくるので、全体的には軽めのシューズと言えますね。

シュータンが薄く、シューレスを固定する機能が付いている

シューズと足を繋ぎ、フィット感を左右するのがシュータン(俗言うベロ)の部分です。部集めのシュータンが使われるミズノと違い、アシックスのシュータンは薄くてペラペラなものが多いです。

ココは、分厚ければいいということもなく、薄いからダメという話でもありません。

シューレス(靴ひも)の締め付け感を、全体に柔らかく広げ、均一に抑えてくれるのがミズノのような厚めのシュータンの特徴です。安心感はありますし、靴ひもを締めすぎても足の甲の一部分だけが痛くなるのを防いでくれます。ただし、シューレスが動いてしまうのが欠点です。しっかり締めたはずなのに、段々と緩くなっていたり、足の収まり感が変わってしまったりするのは、動いている最中に、シュータンの上をシューレスが移動してしまうから。

分厚いシュータンは、優しいフィット感ですが、その分、動きに弱い(ズレやすい)という側面もあるのです。

対して、アタックドミネートFF2のシュータンはこちら

薄いのはもちろんですが、足首が当たる部分に切れかけがあるのと、シューレスがずれにくくなるように、形状を変えガイドしているのが特徴です。

そのため、しっかりとシューレスを締めれば足が遊ぶことは無く、締めたシューレスも緩みにくくなっています。一度決めたフィット感は、長く続き、動き出しても緩さを感じないのが特徴です。

靴ひもの締め方を知っている人は、アシックスのシューズを使うほうが、正しく履けると思いますし、軽さや動きやすさを感じやすいのではないでしょうか。足が甲高の人は、足先と足首の部分をきつく、甲の部分は緩めにすることで、足にフィットした締め付け感を得ることができます。

シューレスのガイドがついたシュータンは初使用です。これまで履いてきた紐靴の中では、最もひもが緩みにくく、一度決めた形が長続きする印象でした。

特徴的なソールの形状

一般的な卓球シューズのソールは、足の母指球部分に丸いパターンがついてあり、そこから接地面に対して、横方向への力に対応できるよう、ソールのパターンが横向きになっているものが多いです。

しかし、アタックドミネートFF2に母指球の円形はなく、ソール上部(かかとを下側とした場合)の中心から放射状にパターンがついています。この形状が、どこから動き出しても十分なグリップ力を発揮してくれて、蹴りだしやすいと感じました。

ソール下部も土踏まずの部分のえぐれが少なく、ソールはほぼ左右均等に形成。一般的には土踏まずの部分を大きく削り、外側に対して大きくソールを張り出すことで、横の動きに対して強くしているものが多いです。

多くのシューズが、ソール全面ではなく、母指球とかかと、そして小指部分の3点で体を支えるのに対し、アタックドミネートFF2は、足全体がしっかりと床につけられるという感覚になります。

また、必ず前重心で母指球から蹴りだす必要はなく、かかとからでも足の外側からでも、どこから蹴りだしても同じグリップ力で蹴りだしの力を床に伝えてくれるので、かかと側に重心が乗りやすい人(筆者もそうです)でも動きの制約が少ないです。

点よりも面で支えるソールなので、安定感も高いです。足裏で踏ん張る感覚も掴みやすく、指先の動きまで、ソールが感じ取り、動き出しとストップをサポートしてくれます。正しく立つというポイントでも、問題なしでした。

ただし、ソールが薄く足への衝撃は、やや大きめ。常に前傾姿勢を取り、かかとを上げた状態でプレーすると、すぐに足裏への負担が大きく出てきて、疲労感が溜まります。

足先でササっと動くタイプよりも、ベタ足でプレーするタイプ、また後方へ重心が乗りやすい、ブロック系・カット系のプレースタイルの方が、シューズの機能性を十分に感じられるでしょう。

前中陣から、ガシガシ攻撃するタイプは、母指球がしっかりとあり、軽くてソールの薄めなウェーブドライブシリーズなどをおススメします。

ちなみに、この放射状ソールが使用されているのはアタックドミネートFF2だけです。アシックスシューズの中でも最もハイエンドなモデルにだけ搭載されているソールということは、それなりに機能性や開発をした意味があるのだと思います。

ハイパービートやアタックエンカウンターなどでは、母指球部分がハッキリとわかる、従来型のソールを使用しているので、双方を履き比べて、しっくりとした着地ができる方を選ぶのも良いでしょう。

※インソールは可もなく不可もなくの薄めのモノです。自分の膝腰には厳しいので、いつものヨネックスウェーブインソールに入れ替えています。

初アシックスシューズが今後、どのように劣化していくのか。あまり耐久性が無いとなると、また選択を考えなければなりませんが、その検証は追々。使用感や機能性は個人的には満足している一足です。

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